「いま・ここ」に対して、責任を持つ

不自然と思えるくらい株価が急上昇しているこの時期に 真逆の本を読んでみました。しばらく本棚に置いたままだった「小商いのすすめ」よく噛み砕いて読まないと理解できないので、途中で やめていました。 そして今読み直してみたら 不思議と 内容がすーっと…

パン屋さんの「天然菌」 と 「マルクス」 の話

岡山県真庭市勝山にあるパン屋さんのお話しです。真庭市は藻谷浩介著:「里山資本主義」(角川書店)に登場してました。 田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」作者: 渡邉格出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/09/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (1…

「強欲」資本主義から経済成長しない社会へ

大きく変わっていく世界。この本は500年以上前まで遡り 世界経済の変わりゆく様子が書かれています。そして当たりまえと思っている ”成長する経済”がついに終わりを迎え、 新たな世界の在り方を作る時期に入っていると言います。ということは今、2%の経済成…

緻密な計画の上で成り立っているノルウェーの恵まれたライフスタイル

川口マーン惠美子氏の「住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち」に 続く「住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち」を読んでみました。著者の本は 軽い語り口でも結構タブーな話題に切り込んでいて 面白いです。 住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち…

今から10年後、日本は、世界はどうなってるの?

今日はエネルギーを中心にして 10年後の世界そして日本は どうなっているか予測した本を読んでみました。2025年の世界予測--歴史から読み解く日本人の未来作者: 中原圭介出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2014/07/04メディア: 単行本(ソフトカバー…

今世界で起こっていること 1  〜 国が財政破綻すると人はどうなるのか 〜

国家が破綻しても人は生きていきます。わたしの親世代の人たちは70年前日本で実際に旧円から新円への 切り替えや預金封鎖の経験をしていて この本に書かれていることが 遠い国だけの話ではないことを強く感じます。 高城剛氏の著書:「世界はすでに破たんし…

納得いかない時、スローに考えてみる

日常のことでも 世の中で起こっていることでも 腹を立てて いらいらすることが結構ありました。最近はあきらめの境地に達しつつあるのか 以前と比べて だいぶ冷静になってきてる自分を褒めたいくらいです^^;橘玲氏の著書を読むのは「残酷な世界で生き延びる…

同じ環境ばかりで 検索していると 自分の世界が 固定化される

意外とわかりやすいと聞いたので、「弱いつながり 検索ワードを探す旅」 を読んでみることにしました。 弱いつながり 検索ワードを探す旅作者: 東浩紀出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/07/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (43件) を見る 面白い…

地下水って無尽蔵?

40〜50年前日本の「水」は世界一安全で使い放題と言われてきました。ところが年々水の使用量が増えてきて こんなこといつまで許されるの? と不安に感じるまでになってきています。またペットボトル水やミネラルウォーターの販売量も 鰻登り、地下水がなくな…

伝えられる情報を正面から、裏側から、側面からも見よう

学校で習う歴史はほんの一面でしかありません。物には正面、裏面、両側面があるように、歴史も こっちから、向こうからと視点を変えて見ていかないと どうしてという疑問が解けることはありません。雑誌、本、ネット、新聞を読んだり、テレビを見たり、 人の…

強く輝く現場にはリスペクトとプライドがある

関東と関西を往復するときは新幹線を使います。 降りる時、乗客たちはほぼ全員自分でゴミを処分するため 座席がきれいになっていて ホッとした気分になります。別に他人に褒められたいからでなく、掃除する人がいたって そのままでいいわけないという強い感…

消えたはずの文化が意外なところで

天安門事件から25年ということで ここ数日関連報道が 多かったので、この事件をきっかけに母国である中国を捨て、 日本国籍を取得したという石平氏の本を読んでみました。天安門事件については改めて勉強しましたが、この中で一番面白いと 思ったところは 中…

そうかもしれない、26年後の日本

テレビや対談本では発言が少々遠慮がちと勝手に印象を持った 古市憲寿さん。たまたま寄った本屋さんに著書が並んで いたので購入しました。 だから日本はズレている (新潮新書 566)作者: 古市憲寿出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/04/17メディア: 単行本…

若い人たちの新鮮で活発な意見  2

最近は本やサイトで若い世代の人たちの話を よく読むようになりました。今回は国際コラムニスト(wikiさんより)加藤嘉一さんと 社会学の専門家(でしょうか・・・)の古市憲寿さんの 対談本を読みました。(世の中の職業の変化についていけて ないので わた…

日本とドイツと中国の話

一般的な報道でイメージしがちな余所の国。 でも実際とは違う場合が多くあります。今回は中国事情に詳しい宮崎正弘氏とドイツ在住の 川口マーン恵美氏とが日本人とドイツ人と中国人について 対談した本を読みました。意外だったのはドイツ含めヨーロッパ全体…

お金ってなんだろう 4

国の経済が破綻したり、危機に陥ったりしている時 一般市民はどういう行動をとるのでしょうか。高城剛氏の著書: 「高城剛と考える 21世紀、10の転換点」に 2001年に経済破綻したアルゼンチンの経済状況についても書かれています。著者は実際に現地を訪れて…

世界を駆け巡る著者が語る日本や未来のこと

著者の高城剛さんについては女優さんとの結婚や 離婚の時の報道でしか知りませんでした。最近になって 世界を駆け巡ってクリエーティブな仕事を している方だと知り、著書をkindle版で読んでみました。紙の本と比べてkindle版は思いっ切り安くなっています。…

小説「小さいおうち」 美しい奥様とその家にお仕えした女中 そして・・・

久しぶりにいい小説を読みました。たぶん最終章が重要なんだと思うけど、 わたしにとって他にもっと興味をそそるものがありました。それは戦争によって一般市民の生活が大きく 変わっていく様と女中奉公という仕事についてです。市民がしだいに戦禍に巻き込…

二極文化する日本人の食

世の中、何もかも多様化が進んでいて 自分が知らない間に たくさんの選択肢があらわれているんだと思う。タイトルにつられ 多様化した食に関する本を 読んでみました。フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人 (朝日新書)作者: 速水健朗出版社/メーカー…

お金ってなんだろう 3

ここ何年か ”お金ってなんだろう”、 ”国ってなんだろう”っていう 疑問が湧いてきています。 一冊の本で答えが出るほど単純では ないけれど、 こうあればいいというイメージは持つことができます。 見抜く経済学作者: 渡邉哲也出版社/メーカー: かんき出版発…

震災時災害派遣さた人たちの話

東日本大震災から丸3年。地震と津波に原発事故が加わり、復興が 遅れがちな特別な大災害。当時 現場で救助にあたった44名の自衛隊員たちの インタビューをまとめた本を読んでみました。証言 自衛隊員たちの東日本大震災作者: 大場一石出版社/メーカー: 並木…

よくわかっていないエネルギーについてもう一度考える

東日本大震災後、エネルギーについていろいろ 読んではみたけれど 未だに納得できていません。今回、この本を読んでみてストンと落ちるものがありました。 エネルギー論争の盲点 天然ガスと分散化が日本を救う (NHK出版新書)作者: 石井 彰出版社/メーカー: N…

2冊の対極な生き方の本

偶然、同時に読んだ2冊の本。「ヤンキー経済」に出てくるマイルドヤンキーと呼ばれる人たちと 「日本を捨てよ」の著者とは生き方が対極にあります。どちらがいいとか悪いとかの話でなく、ライフスタイルが 多様化しているため 自らその生き方を選べる時代に…

神社も 長い時代の中で いつも変化してる

旅行していても 近所を散歩していても 必ずと 言っていいほどお寺や神社に出会います。お寺は宗派でちょっとは区別できるけど、神社は難しい。 まあ、堅いことは言わないでひとまずお参りしましょうとなります。 神社は全国に約8万社あり、”神社本庁”という…

全く関連ありませんが・・・本2冊

国家の成熟 (新潮新書)作者: 榊原英資出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/09/14メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るNHKの番組だった「プロジェクトX]がいつの間にか 「プロフェッショナル」に変わっています。時代が”成長”から”成熟”…

変化している図書館

知り合いが九州旅行をした際に 武雄図書館に 寄ってきたという。 新しい形の図書館だったとのことで、 今ではほとんど図書館を利用していないわたしですが、 他の図書館も変わってきているのかもと思い、 図書館関連の本を読んでみることにしました。つなが…

タイトルは好きでないけど、今のアジアがわかります

著者は作家、評論家そして中国ウォッチャー。アジアの国々での中国(についてがほとんでです)と 韓国と日本の投資状況やその国での評判を聞きながら 今のアジアをまとめた本です。 世界から嫌われる中国と韓国 感謝される日本 (徳間ポケット 23)作者: 宮崎…

最近ギリシャのことは報道されないけど どうなってるの?

先日 安倍首相がダボス会議で基調講演を行ったという ニュースが流れていた。威勢のいい内容のものだった。 普段は縁のないサイト。 たまにはいいかも・・・・ http://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/ec/page24_000199.html 国としてはそうかもしれないけど、庶民…

農家がアーティストになる?!

米作りが苗作り、田植え、収穫、脱穀だということ以外知らないし、 今では種類が多くてどれを買っていいか適格に選べないし、 1kg350円のものもあれば1000円を超えるものもあるお米。 その値段の違いは何なのかわかってないし・・・毎日ご飯を 食べているの…

「豊かさの中の豊かさ」の国

ヒト・モノ・カネがいとも簡単に国境を越えられる時代になり ”国”というのはこの先 一体どうなっていくのでしょうか。社会現象をユニークなたとえで説明してくれるエコノミストの 浜矩子さんの「老楽国家論」を読んでみました。 老楽国家論: 反アベノミクス…