歌舞伎
歌舞伎座では11月と12月に團十郎と新之助の襲名披露公演が行われています。 私は昼の部を観に行ったので、團十郎さんは弁慶、新之助君は 外郎売(ういろううり)でした。 夏行った時は座席は一列ごとに空席にして、お弁当も禁止だったのに、 今回はすっ…
新型コロナウィルスの蔓延で、月一の歌舞伎鑑賞に出かけるかどうか迷いましたが、思い切って行くことにしました。 昼の部は「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゆてならいかがみ)のうち「加茂堤」「筆法伝授」「道明寺」の3幕です。 十三世片岡仁左衛門の二七回…
令和2年、初の歌舞伎座に行ってきました。「醍醐の花見」七之助さんの智仁親王北の方、とても美しかったです。「奥州安達原(おうしゅうあだちがはら) 袖萩祭文(そではぎさいぶん」全五段の原作のこの場面は三段目にあたります。平傔丈直方の娘は浪人武士と駆…
「たぬき」 死んでるはずの柏屋金兵衛。女房の本心を知ってしまいます。たぬきで通せた金兵衛ですが、最後はついに息子に気づかれます。 「村松風二人汐汲(むらまつかぜににんしおくみ)」 梅枝さんと児太郎さんの海女姉妹です。 在原行平から寵愛を受けた二…
今月は歌舞伎座公演でなく、新橋演舞場でのスーパー歌舞伎に行ってきました。猿之助さんが出るので(*^_^*) 偶数日、奇数日で猿之助さんと隼人さんが交代でオグリを演じます。両方見たいけどそれは贅沢なこと。なのでもちろん私は猿之助のオグリを選びました…
菅秀才の身代わりとなって首を斬られた小太郎、そして子どもながらも潔く首を差し出した小太郎。残酷で切ないお話です。 児太郎さんの源蔵女房、いいですね~。 今回は弁慶を演じる仁左衛門さんと冨樫を演じる幸四郎さんとのかけ合いです。 舞台は 赤穂浪士討…
一昨日、八月の歌舞伎座、第3部を観てきました。 第2部に猿之助さんが出演するので観たかったけど、一般のチケットは即完売状態で、残念無念でした。 第3部の玉三郎さんのチケットは何とかゲットすることができました。 「新版 雪之丞変化」 いくつもの役を…
昨日はまだ海老蔵さんは快復せず、お休みでした。 今回は昼の部と夜の部を通しで観る予定でしたが、夜の部は中止、昼の部は右團次さんを代役にしたり、演出を一部変えたりして乗り切っていました。 「高時」 天狗たちの息の合った舞がなんとも奇妙で、興味深…
月一の歌舞伎鑑賞は猿之助さんが出演する夜の部に行きました。演目はひとつだけ。 歌舞伎座公演では珍しい新作歌舞伎です。 原作の漫画「風雲児たち」を三谷幸喜さんが舞台用に書き起こし、演出しました。 期待せずに行きましたが、反してそれはそれは素晴ら…
月一の歌舞伎鑑賞、夜の部を観に行ってきました。今月は特に話題がいっぱいです。 「鶴寿千歳(かくじゅせんさい)」 令和に改元されて初めての歌舞伎公演のため演じられました。この演目は昭和天皇即位をお祝いして作られた作品です。40分と比較的短い、宮中…
昨夜は月一の歌舞伎鑑賞に行ってきました。 夜の部、まるで冬のように寒かったです。 昼の部に出演される、88歳の藤十郎さんの女形も見たかったです・・・ 「実盛物語(さねもりものがたり)」 実盛役の仁左衛門さん。大人になって宿敵として対決の約束をした…
月一の歌舞伎鑑賞も最近は夜の部が続きます。 近江源氏先陣館「盛綱陣屋」 2時間に渡る長いお話でした。正直時代が交錯して 頭の中が混乱します。そういう時は舞台そのものを 楽しむことにしています。 物語は源頼朝の時代。ところが、モデルは徳川家康が豊…
今月は玉三郎さんの出があるので、夜の部に行ってきました。 「熊谷陣屋(くまがいじんや)」 熊谷次郎直実は吉右衛門さん。 これは何度か観た残酷で辛い場面です。 義経から敦盛の命を守れとの命令を受けた直実は実の子を身代わりに 殺し、首を差し出します…
猿之助さんが出演する夜の部に行ってきました。 「絵本太功記(えほんたいこうき)」 歌舞伎は歴史上の人物の名前を変えているので ややこしいです。お芝居だから仕方ないですけど。 武智光秀役に吉右衛門さん。息子の武智十次郎さんに 幸四郎さん。 母皐月…
歌舞伎座に行くため日比谷線に乗り換えます。 途中ペニンシュラ東京の入り口があるので、 そこから入り、地下のブティックで次の日の パンを買います。 今回はクロワッサンとチーズパンと食パンです。 食べられない分はラップできっちり包み、 冷凍保存して…
今月の歌舞伎も玉三郎さんを観るため、夜の部にしました。 「檀浦兜軍記 阿古屋(だんのうらかぶとぐんき あこや)」 時は壇ノ浦の合戦で平家が滅亡した頃。遊女「阿古屋」は教養ある女。役人の厳しい取り調べの中、 琴、三味線、胡弓を完璧に弾きこなします…
11月は猿之助さんが法界坊を演じるので、夜の部に しました。 「桜門五三の桐(さんもんごさんのきり)」 お馴染みの石川五右衛門が南禅寺の山門(桜門)に 上がって「絶景かな、絶景かな」という台詞が 聞こえてきました。五右衛門が投げつけた手裏剣を真…
今月も玉三郎さんが夜の部に出演するので、 昼の部は諦めました。 「宮島のだんまり」 舞台は照明がついて明るいのですが、筋は真っ暗闇の中という設定です。 豪華な衣装をまとった役者たちが舞台の上で暗闇の中、誰も無言で 宝を探し回るという話。浮舟太夫…
秀山祭9月大歌舞伎は初代吉右衛門さんの功績をたたえ、 その芸を継承していくために始められました。初代吉右衛門さんの演じた演目を今の役者さんたちが どう演出し、演じていくかが見所です。 「松寿操り三番そう」 糸操り人形になった幸四郎さん。糸を操る…
8月の歌舞伎に行ってきました。 通常昼の部と夜の部の2回公演ですが、 8月は3部に分かれての一日3回公演です。今回猿之助さんが出演するので、3時からの第2部を 鑑賞しました。昨年と同様、猿之助さん演出・脚本の「東海道中膝栗毛」と 舞踊「雨乞其角(あ…
今週は夜の部と昼の部の2回、歌舞伎座へ足を運びました。 今回は昼の部です。通し狂言(お話全部通しで)「三國無雙瓢箪久(さんごくむそうひさごのめでたや)」 です。本能寺の変から主君の後継者が秀吉が押す三法師と決定されるまでの 約50日間に起きた…
今月は歌舞伎座の昼の部と夜の部、2回歌舞伎鑑賞をします。昨日は夜の部でした。通し狂言(物語全部)の「源氏物語」 海老蔵さんが演じる光源氏はイメージに合ってました。 光源氏が似合う数少ない役者さんだと思います。何とも妖艶な 目元に惹き付けられま…
月一の歌舞伎鑑賞を初めて2年目に入りますが、 まだまだ理解できないところ多しという状況です。国立劇場で歌舞伎鑑賞教室があるというので、 こちらもできるだけ参加してみようと思います。主に中学生や高校生が対象で将来のお客さんになって ほしいという…
今一番の楽しみの歌舞伎鑑賞。 今月は狂言2つ、舞踊が1つです。 「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」 時代は飛鳥時代。歌舞伎は時代関係なく江戸時代の恰好を するので、いまだに混乱してしまうのです・・・お三輪はかなわぬ恋の相手の求女(…
昨日月一恒例の歌舞伎鑑賞をしてきました。 今月は團菊祭です。 「團菊祭」とは市川團十郎さん一門と 尾上菊五郎さん一門が中心となって行う公演です。今月は先の市川團十郎(12世)さんの5年祭。昼の部は海老蔵さん、夜の部は菊五郎さんが主役と なりま…
昨日は歌舞伎の昼の部について、今日は初めて 体験した一幕見について書こうと思います。 一幕見席は劇場の一番上階(四階)にあります。 上から見下ろすとこんな感じです。舞台は小さく見えますが、全体を見下ろせるので、 また違ったよさがあります。花道…
恒例月一のお一人様歌舞伎に行ってきました。 「西郷と勝」 新歌舞伎です。 NHK大河ドラマで放映中なので、説明はいりませんね。長いせりふが続く、お芝居です。 松緑さん、あの長いセリフをよどみなく滔々と 語っていました。華やかさも動きも少なく、ちょ…
3月は玉三郎さんが出演する夜の部を観に行ってきました。 「於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)」 お六に玉三郎さん、そして喜兵衛に仁左衛門さんが演じます。《ひと口メモ》 購入した筋書きより・・・お六はたばこ屋のおかみ。 江戸時代の…
今月もお一人様歌舞伎を堪能してきました。 今では私の至福の時です。 今日の昼の部の演目は4つ。 今月も白鸚さん、幸四郎さん、染五郎さんの高麗屋三代の 襲名をお祝いする舞台となっています。 「春駒祝高麗」(はるこまいわいのこうらい) 襲名を寿く、…
高麗屋3代の襲名披露の期間となる1月の歌舞伎座に 行ってきました。 夜の部に口上がありますが、夜の外出は寒くて 億劫なので、昼の部にしました。 「箱根霊験誓仇討(はこねれいげんちかいのあだうち)」 戦国大名の伊達政宗に仕えた飯沼初五郎が兄を殺し…