バンコク 8時55分発 バグドグラ(インド)経由
ブータン王国の玄関口パロ 11時55分着
パロ空港
標高2240mの高さにあるブータンで唯一の国際空港は
とてもこじんまりとした空港です。
高い山々に囲まれているので、発着は難しいらしいです。
滑走時間がかなり短いような気がしました。
お寺はもちろんレストランやお店のような商業施設、
一般家庭でも必ずといっていいほど歴代国王や
現在の国王夫妻の写真が飾られています。
ランチの後はパロのランドマーク「パロ・ゾン」(県庁兼大僧院)へ
映画「リトル・ブッダ」に登場した橋を上から眺め・・・
その橋を渡って55km離れたティンプーへ向かった
「ブータン建国100年記念式典」
一番写真を撮りたいところですが、入場の際の
手荷物検査が厳しく、帽子とカメラは禁止でした。
始まりは9時半の予定なのに、さすが物事に
こだわらないブータンだけあって、始まったのは11時前。
まず衛兵や軍人や役人が登場。
次に一番人気のある4代国王、続いて現在の
5代国王がお一人で登場した。
皆が会場に揃うと国王のスピーチが始まりました。
昨年日本にいらした時テレビで聞いたのと同じあの優しそうで
穏やかな声が直接聞けたのは本当にラッキーなことです。
「皆集まってくれてありがとう。日々皆が頑張ってくれているお蔭で
ブータンは発展しつつあり感謝します。
2008年には最初の選挙がありました。選挙は正しく政治をする人を
選ぶ大事な行事なのですべての人に参加してほしい。
次回は2013年、必ず足を運んでください」
というような内容のお話でした。
ブータンでは国王が政治に大きくかかわっているのだと実感。
次は国王による 役人始めいろいろな職種で
特に功労のあった人たちの表彰式がありました。
参加者は民族衣装の晴れ着を身にまとい 家族一家で、
あるいはカップルでとそれぞれ皆楽しそうにしていました。
ブータンは20県に分かれて 毎年各県で一斉に建国式典があります。
国王は当然一か所しか行けないので、国王のいらっしゃるその年の県の
人々は喜びも大きいと思います。
国の統一が1907年。2007年が100周年に
あたります。しかし5年目に入った今年もまだ100周年の
続きだそうで通常より華やかだそうです。
午後は踊りや歌などまだまだ続きますが、
私たちは会場を後にしてティンプー市内を観光します。
「ブータン基本情報」
1907年に一代目の国王ウゲン・ワンチュクが
群雄割拠していたブータンを統一しました。
国土面積はほぼ九州と同じで人口は約70万人。
言語はゾンカ語と英語。現在は学校の授業が英語
なので、若い人たちはほとんど英語が話せます。
20の県には寺院と役所が一緒になった「ゾン」があります。
元々は要塞でした。ほとんど同じ様式なので、どこのゾンだったか
混乱してきますf^^;
*ガイドさんのお話を記録していないので、
間違って記憶しているところがあるかもしれません。
可能な限り調べ直していますが、後でまた間違いに
気づいた時には直していこうと思っています。