発展途上社会から経済成長期を経て 「成熟社会」の国になった日本。
当然意識もやり方も変えなければいけないのに、まだまだ昔を引きずっている。
経済が成長している時は企業の効率化を図って生産性を上げれば物が売れ、
新しい雇用が生まれて社会がうまく機能していった。
やがて成熟社会になると需要が極端に落ちてしまった。
「成熟社会」に入ったのが原因で。
今は長く落ち込んでいる需要を増やすことが一番の課題だそう。
「成熟社会」に入った日本、お金を儲けることばかりを考えるより
人はどうしたらより楽しく、より快適に暮らせるようになるか
知恵を絞る時期にきているという。
お金は貯め込むものではない。
使って循環してこそ初めて人々は幸せになる。
たくさん雇用の場を作って需要を増やすことが大事。
政府は人々が必要としているもの、必要としていることに投資を。
果たして何に投資するべきか?
だから増税しても正しく使えばよいのです。
個人的には増税すると経済は冷え込むと思っていますが、
どちらが正しいのでしょうか。
転換期にきている今、何のための社会発展なのかを考え、
大きく意識を変えていかなければいけないと思う、個人さえも。
それをしなければ 結局は自分の首を絞めることになるのだから。
- 作者: 小野善康
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2012/01/21
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