監視なんてできない子どもの世界

昨日の知り合いとの話の続きです。

孫についてもう一つ心配なことは携帯やパソコンでの
子ども同士の付き合いだという。

もはやわたしたちはSNSの世界に付いていくことは
できないから 監視のしようがありません。無理です。

でも仮に監視したり、フィルタリング機能を付けたりしても
目の届かない他のどこかで使用するかもしれません。

禁止という方法や小手先の防止はどこかほころびが
出てくるような気がします。

そうではなくて世の中には面白い事がいっぱいあるよということを
さりげなく子どもに知らせてあげればいいんじゃないかと思います。

海や山、美術館や博物館に行ったり、スポーツを観戦したり、
バレエやダンスやコンサートに連れて行ったりして 一緒に楽しむ。

街に出て、家族それぞれが気に入った建物を探すなども面白そう。

料理の材料の産地がどこか調べて その土地のことをあ〜だ、
こ〜だと話し合うのもいいし。

散歩に連れ出して花や木や鳥やその土地の歴史など
興味を持ったことを調べたり。

そして子どもが興味を持ったことはそのままにしないで
一緒に調べたり、話し合ったりして世界を広げていく。

興味が出てくればきっと自分で本を読んだり、調べたり
するようになります。

大事なのは見たまま、読んだままにしておくのでなく 
その先の世界を知りたいという思いを抱かせることだと思います。

そうなれば大人が心配する世界に そう深入りすることもないし、
ほどほどのところで止まるのではないかと。

両親は忙しいでしょうから 時々はおばあちゃんや
おじいちゃんが連れていってあげたら?などと偉そうに
話してみました。

彼女は「うん、そうしてみる」と頷いていました。

もしわたしに孫がいたら一緒に楽しみたい。

子育てのポイントを抑え、そこに少々の手間をかけると 
子どもはたくましく育つ確率が高いと今なら確信できます。

これは自分が親として そうしていたら良かったなぁという
思いも含まれています。