食品偽装の話

食品偽装の問題はひとまず下火になった頃でしょうか。

正直、つまらないニュースだなと思った。

以前から食堂で希少な食材が出ると、「この値段では絶対
無理。シャレ、シャレ」と思いながら食べています。

また高級食材の量とそれを口にする人の数が合いません。
他に国産〜(例えば大豆や小麦等々)、街で売られている肉類や魚介類も。

だから食品偽装問題が取りざたされても 別に驚きもしなかった。

最近はお皿に食材がアートのように盛られていることもあり、
その上 味も良かったりすると、それだけで幸せな気分になります。
衛生的であるというのは言うまでもないですが。

さらに希少な食材なんて 並の金額では到底無理でしょう。

だから一庶民としては 大げさなメニューに少々ムズムズ感がありました。

ただそんなことをするはずがないと思われていたホテルやレストランが
相応の金額を取りながらも嘘をついていたのは 恥ずかしいことですが。

ホントかウソかネットのニュースに最近はフォアグラがちょっとした
ブームになっているとあった。

フォアグラみたいなものをブームにしてしまっていいのだろうかと思う。

そう簡単に口にできないところがいいのであって、残酷な飼育法に
さらに拍車をかけていくのではないかと心配です。


ひとつの食材が消費者に届くまでどれだけの人手と
エネルギーが使われていることか。燃料、生産者、運送、
料理人、食堂で仕事する人等々。
輸入品となれば燃料、税関で仕事する人などさらに加わります。


希少な食材は希少なものとして 高嶺の花であってほしい。
安易に登場させないでほしい。

消費者が安易に望まなければ 提供者も嘘をつく必要はなくなるのです。