ソフトで愛らしい絵に興味が湧いたので、
上映中の「かぐや姫の物語」を見に行ってきました。
日本画的な動画を 映画としてでなくアートとして
鑑賞してました。
四季おりおりの日本の自然も当時の貴族文化も庶民の
生活もたっぷり描かれていて 日本を再認識。
日本の自然も歴史も文化も絶対に後世に伝えていくべきもの
と思わずにはいられません。
”はいはい”や”よちよち歩き”の時のかぐや姫の視点で
蛙やウリボウを見つけた時の感動もよく伝わってきます。
（横道にそれますが・・・実際はウリボウに近づくのはとても
危険と聞いています。親イノシシは子育て中はとても神経質に
なっていて気が立っているからです）
翁と媼（おうな）のかぐや姫への深〜い愛情と ちらりと
見せる翁の欲。ひと言でくくれない人間性。
翁の声は昨年亡くなられた地井武男さん。
今回は先に声だけを収録するプレスコという手法を
用いたそうで 時間的に疑問を持ちましたが、
それで納得できました。
辛いこともある、思い通りにいかないこともある。
でもこんな美しい自然があるのだから思いっ切り感じよう。
心を研ぎ澄まして人の優しさも感じよう。
そうすれば自らの”生”を精一杯生きられるよ。
わたしなりにそんなメッセージを受け取りました。
