JR東海道本線(琵琶湖線)に乗って京都から
さらに北へ50分。
JR米原のひとつ手前の「彦根」駅で降りると
そこは ひこにゃんの街となります。
彦根城まで歩いて行くつもりが、あいにくの吹雪だったため、
タクシーに乗ることにしました。
この博物館は彦根城の敷地内にあった ”表御殿”を
復元したもの。”表御殿”は今でいう(藩の)役所であり、
藩主の住まいであり、能舞台、庭園、御殿が合わさった空間です。
こちらの博物館はフラッシュと三脚を使わなければ撮影はOK。
駕籠はお姫様が嫁ぐときに調えた調度品のひとつだそうです。
一緒に持参したお雛様一式も展示されています。
他には碁盤、日常の食器類、洗面・化粧道具、文房具、
香を楽しむための道具など それはそれは当時の最高の
工芸技巧をこらして作られたものばかりです。
幕末の日本を動かした人物の一人であった13代藩主・
井伊直弼は大名茶人としても有名で、茶の湯の
石州流の一派を創設しています。
井伊家の具足は「井伊の赤備え」といって 藩主から家臣に
いたるまで 具足も旗も朱色一色にしていました。
初代・井伊直政が 敗れた武田家の赤備えをそのまま
引き継いだためで 井伊家は徳川家臣団の中で
最強の軍団だったそうです。
彦根城博物館は 井伊家の紹介や各道具の説明が 裏にも表にも
ひとつひとつ丁寧に書かれた解説シートが用意されています。
帰って数えたら20枚にもなっていました。
彦根城も桜が見事で、その季節は多くの人で賑わうとのことです。
天守閣へ向かう道
天守閣まで結構距離があるので、いい運動になります^^
天守閣
ひこにゃん人形が迎えてくれました。確かにゆる〜い。
最近は本物のひこにゃんが毎日来ているそうですが、
残念ながら 見かけませんでした^^;
彦根城内にある茶屋でいただいた抹茶付きのお菓子
あずきとゼリーの2層。 周りを乾燥させて
固くしたそうです。 抹茶に合います♪
彦根城の京橋を出ると 江戸時代の城下町と
思わせる風景が拡がってきます。
雪が降ったりやんだり、気まぐれな天気でした。
和ローソク、近江の漬物、和菓子・・・・見て買って
楽しいお店が並んでいます。
もちろん近江ならではの食材を使ったお食事処も。
彦根はやっぱり井伊家の文化たっぷりの街でした♪