散歩は楽し  〜奈良 薬師寺へ 〜

今日は予約なしで写経が可能だということで
奈良の薬師寺まで出かけてきました。

JR大阪駅 → JR鶴橋駅 → 近鉄難波線 大和西大寺駅 
→ 近鉄橿原線 西ノ京駅 

「西ノ京」駅降りてすぐ 「薬師寺」参道入り口があります。

薬師寺参道

梅が満開でした。 桜のような派手さはないのですが、
梅は奈良時代を想像させる花だと思います。

清楚に咲く梅がくっきり撮れなくて残念。 

薬師寺は680年に天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を
願って建てられた寺院。



薬師寺内の写経道場

写経は今日が初めてです。
まず受付で2000円をお納めして、写経場へ進みます。
初めてですと言うと、ご僧侶が丁寧に説明してくださいます。

口を清めるため  ”丁子”の実を口に含めます。
身体を清めるため 象の形をした香炉(?)をまたぎ、
仏様に手を合わせます。 

そしてゆったりした気分で墨をすり、「般若心経」の写経が始まります。
写経はずっとお堂内に納められているとのことでした。 

わたしにとって初めての写経は 無の境地というより、
いろいろ思いを巡らしながらの一時間でした。

写経を体験した方のブログによると、写経はコンピュータ化されていて 
将来、子供や孫が たとえばおばあちゃんのが見たいと思ったら 
見せてもらえるそうですよ。

なぜか今日は参加者がオール女性で、若いお嬢さんたちも
結構来ていて ちょっと意外でした。



境内の梅



玄奘三蔵院伽藍」

玄奘三蔵の教えの流れを継承している法相宗大本山薬師寺興福寺。 
そのため始祖(玄奘三蔵)を祀る伽藍が建てられました。

建物内には平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」が描かれています。



国宝 「東院堂」

8世紀に元明天皇の冥福を祈るため建立されました。
その後何度か焼失、建て替えを繰り返し、鎌倉時代後期に
この建物になりました。



「西塔」

この鮮やかな色彩は平城京を物語っています。
昭和56年(1981)に復興されたので、新しさが目立ちます。
歴史を感じるにはもう少し時間が必要かと感じました。

向かいにある 国宝 「東塔」は今 解体修理中。

薬師寺で唯一創建当時から現存している建物だそうで、
解体した後、傷んだ部分の修繕をしながら組み立てられます。
同時に地下を発掘調査が行われています。




薬師寺から東に10分ほど歩くと 川が見えてきます。
川沿いの桜もあと数週間で綺麗に咲くでしょう。
ここはサイクリングロードになっています。


カフェ ”うせん” でひと休み

城戸橋のすぐ近くにあるカフェです。



ランチの後、コーヒーを注文したら デザート付きでした。
ふつうこの組み合わせはないですが、いかにも奈良らしく
思わずニンマリしてしまいました。

”おはぎ”はもちろん手作り。 県内産のお米と和三盆唐と
国内産の小豆を使っているそうで、そう伺ったら たとえ
コーヒーでも洋菓子でなく やっぱり自慢の”おはぎ”に
なるなぁと納得しました^^

お店を後にし、元に戻って 「薬師寺」の先の唐招提寺へと思いましたが、
強い風が吹き始め、みぞれも降ってきたので また次回にすることにしました。


今日のお土産の品々 f^^;

「西ノ京」駅付近はお店がほとんどないので、2駅戻って「大和西大寺」駅へ。
こちらは駅ナカがある大きな駅です。

スーパーもお土産屋さんもカフェもいろいろ揃っています。
特にお土産屋さんは奈良らしい和菓子や奈良特有の可愛らしい絵柄の
グッズが並べられていて 楽しいです♪

吉野葛、 蚊帳生地ふきんにコースター、奈良漬・・・


柿の奈良漬

今回は奈良漬と言っても 柿の奈良漬を買ってみました。
中が柿で 柚子の皮で包まれています。

味は普通の奈良漬に近いのですが、柚子の苦みが
合わさっています。

炊きたてのご飯はもちろん、お茶漬けやお茶請けにも
よさそうです。