出かけるときはほとんど思いつき。
朝になって奈良吉野郡辺りまでドライブすることに。
何も調べないで出たので、どこに寄るかはその土地で発行されている
観光冊子を参考にしました。いい旅になりますように・・・
と願いながらの旅です^^
途中「柿寿司」のお店がいくつか目についたので降りてみました。
木が生い茂った豊かな自然の中の街です。
(左)土倉翁銅像 土倉(どくら)庄三郎の屋敷跡に建っています。
土倉翁は吉野一帯の林業を広めた人。
小学校を建てたり、板垣退助などの政治家を育てたりもしました。
(中)奈良特産「柿寿司」のお店
(右)”柿寿司セット”を注文。もちろん朝、店内で作られたものです。
お店の人の話では「ホントは次の日が味がなじんで美味しいのです」
とのこと。美味しかったのですが、確かに塩味は少々強目でした。
「森と水の源流館」
実際山に登らなくても この源流館の中で吉野の自然を体感できます^^;
吉野川に住む魚たちの水槽、鳥や他の生き物たちの紹介も。
自然を模した部屋。大きなスクリーンには四季折々の自然が
映し出されます。また動物たちの声や水の音も流れ、15分ほど
山の中にいるような気分になれます。
「吉野神宮」
こちらの神宮はモノクロの世界。 人もほとんどいなかったせいもあるでしょうが、
静かでとても気が引き締まる場所でした。
吉野神宮の祭神は後醍醐天皇。 明治22年創建されました。
後醍醐天皇は北条氏を倒して建武中興を行ったけれど、足利尊氏の
造反にあい、わずか2年後に吉野朝廷(南朝)を樹立しました。
当時は今のように交通が発達してなかったら、さぞ山の中に
移り住むのは大変だったろうと思います。
今回特に観光目玉的なところには行きませんでしたが、
ぼんやりとした歴史の知識が肌で感じられたことは大きな収穫でした。
歳のせいかなぁ、こういう旅はいいです。
この辺りは吉野山の桜が見られるところ。
その時期はかなり混むと聞いています。
混んだ里が苦手なわたしはなかなか見に行くことができません。