「家庭で大切に育てられた人を採用したい」とは

先週だったかBSフジ夜8時からの「プライムニュース」に
出演されていた スカイラーク創業者横川竟(きわむ)氏の
心に残る言葉があります。

「家庭で大切に育てられた人を採用したい」
というような内容の言葉でした。

さらっと発せられた言葉で 番組の中ではそれほど気に
留められていないのですが、これはわたしが別のところでも
何度か耳にした気になる言葉です。

具体的にどういうことだろう・・・

家庭の経済力とは関係なく 子どもがお父さんやお母さん
(時には父母以外の保護者の場合も)から大切に
育てられたかどうかが重要なんだと解釈しています。

大切に育てられたというと「過保護」とか「過干渉」とか
連想してしまうけど それとはまったく違うもので 
自律した大人になるための大事な要素。

これがなかなか難しく、子どものためと思って言ったり
やっていることが 実は世間体のためとか自分の価値観を
押し付けていることにすぎないという場合がよくあります。

子どもの立場に立って 納得いくまで話し合うとか
子どもが興味を持ったことに一緒に付き合うとか
逆に人に不快と思わせるような態度を取った時には
厳しく叱るとか メリハリのきいた態度で接していくうちに 
子ども自身に親への信頼や自信が生まれてくるんだと思います。

その結果 周囲の人と協力して仕事ができる人に
なるのではと とっくに子育てが終わった今になって
感じるのです。

先日、大変ながらも一人で家事・仕事・育児とこなしながら 
3人の子どもを許すべきところは黙って見守り 
やってはいけないことをしたときには 厳しく叱る
ということを意識して育てているシングルファザー
ブログ記事を目にしました。

こういう意識を持った親御さんに育てられた子供たちは
時が来れば 自然と親元から巣立っていくことができるでしょう。

益々複雑になっていく社会。 

リアルな世界で 感情的にならずに子どもと真剣に
向き合うことが 子どもの自律に繋がっていくんだと思います。