納得いかない時、スローに考えてみる

日常のことでも 世の中で起こっていることでも
腹を立てて いらいらすることが結構ありました。

最近はあきらめの境地に達しつつあるのか 以前と比べて
だいぶ冷静になってきてる自分を褒めたいくらいです^^;

橘玲氏の著書を読むのは「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」
以来久しぶりで ドキッとするタイトルに惹かれて読んでみました。


バカが多いのには理由がある

バカが多いのには理由がある


ここでいう「バカ」とはファスト思考(直感思考)しか
しない人のことを指しています。

といっても直感は石器時代から生きる上で必要な要素でした。
直感がなければ 目の前にせまる獰猛な動物から身を守る
ことができません。

ここへきてやっと「遅い思考」が求められる時代に入ったのですが、
多くの人がまだその状況に対応できていないと言います。

そしてさらに遅い思考を極端に避ける人と遅い思考ができる人が
そのまた両極端にいるのです。

誰もが国、県、町(村)、家族など知らず知らずのうちに
置かれた環境に影響されながら暮らしています。

社会はそんなひとりひとりの価値判断で動いているため
自分が正しいと思うことが世の中では真逆であることもあるし、
思わぬ状況になっていることもしばしばです。 

所詮中立の立場で物事を考えるなんて無理な話。

それでも一旦視点を変えてみると この矛盾だらけと思える
世の中が 違って見えるようになります。 

”えっ!?”と思うことは相変わらずあるけれど。



同じ著者が書いたこちらの本も一緒に読んでみました。

興味深い箇所を2つ引用します。

1)---------------------------------------------------------------
親の愛情が遺伝子のプログラム(本能)であるのに対し、親孝行が
文化だからです。 それは、私たちの祖先が家族を基本単位として
集団生活を送るなかで、人工的につくられた価値観です。

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だから社会や偉い人たちが ”親孝行をすべし”と長い長い年月をかけて
説き続けているんですね。

また現代の年金や健康保険などの社会保障が家族の絆を弱めるひとつの
要因になっているけれど もはやこれを廃止することに賛成する人は
誰もいません。




2)---------------------------------------------------------------
南京大虐殺を歴史の捏造と主張するひとたちは、「ザ・レイプ・オブ・
南京」の翻訳出版を阻止し・・・(略)・・・
しかし彼らが、日本国内の日本語によるガラパゴス化した論争に夢中に
なっているあいだに、英語圏において南京大虐殺は”史実”となって
いたのです。
アイリス・チャンが死んだ日に、私ははじめてこの”不都合な国際常識”を
知りました。そしていまだに、このことを指摘するひとはほとんどいません。

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アイリス・チャンは1997年に「ザ・レイプ・オブ南京」を出版し、
 2004年に亡くなっています。