そう簡単には理解できない奥の深〜い「般若心経」
見逃してしまったNHKの再放送の番組「100分de名著 般若心経」第1回を
オンデマンドで見てみることにしました。
「般若心経」は7世紀、”西遊記”の三蔵法師(玄奘三蔵)がインドに渡り、
中国に持ち帰ってきたたくさんの経典の中のひとつです。
膨大な経典を優秀なお弟子さんたちと共に漢字に置き換え、
訳す作業を続けること20年。
その中でたった262文字にまとめらられた「般若心経」は
物事の真理を謳った優れた教えだだそうで・・・
それにしても 番組もテキストも一回見たり読んだりしただけではとても理解できません。
番組講師の佐々木閑(しずか)氏は一生をかけて 理解していくものだと言います。
ふむ。
「般若心経」は翻訳と音写で構成されています。
他は覚えられなくても 誰の耳にも残る「ぎゃーてい ぎゃーてい(羯諦羯諦)」
という部分はサンスクリット語の「音」そのままを写したもので 呪文のようなもの。
これについては番組第3回目で触れられています。
世の中のすべてのものは特定の概念の中で作られています。
”すべては ま・ぼ・ろ・し”
たとえば、立派に装丁された本。
利用する人にとってありがたい本も 暗闇ではただの塊。
必要としない人にとってはただの紙と色の集まりにしか見えないし
ましてや犬や猫たちにはどう見えるのでしょうか。
実は自分が確信していることが、違う角度から見ると
全く違うものになるのです。
移ろいゆく世界をつかさどる法則が 「空」
「空」 を理解することで モノの見方を180°転換できるのです。
わかったと思うとわからなくなる・・・不思議な感覚。
続く・・・・
「これから先も考え続けたいこと 1」
http://d.hatena.ne.jp/baikamo77/20140916/p1