”こうあるべき” という思いを捨てると 納得できる選択が

”わたしたちは誰も皆 気付いていない大きな世界の
枠組みの中で生きている” ということを
日増しに強く感じるようになってきています。

国を超えた さらにその上の巨大な何かに組み込まれています。

さりげない宣伝や情報で ”こうあるべし”と刷り込まれがち
だけど、不幸にならないために ”そうかなぁ”って
一旦疑問に思うことが必要です。


話は飛びますが ずっと専業主婦のわたしは、バリバリと
外で働く女性たちを羨ましく思ったこともありました。

でも最近はそれはそれとして 専業主婦も悪いものでないと
思えるようになりました。
 
時間に余裕があるからこそ見えるものもあるということに
気付いたからです。

わたしの30年来の知り合いで 専業主婦に誇りを持っていて
むしろ専業主婦であるべきと考えている人がいます。

彼女には4人の子どもがいますが、一人は独立しているので
今は家族5人。

毎日全員のお弁当を作り、夕飯もきちんと手作りし、
ボランティア活動もし、いつも元気に爽やかに過ごしています。
もちろん心配事やストレスはあるけれど。


専業主婦って決して生産性がないなんていうことはないよねって 
最近になって初めて彼女の意見に賛成することができました。


専業主婦であるべきか 共働きするべきかを決めつけるのは
意味ないことで、大事なことは どのような形が家族にとって
最良なのかを カップル同士(子どもも含めて)で決めればいいこと。

数字の上でこれだけ得だからとか、 国にとってこれだけ
プラスになるとか報道されるけど そんなこと関係ない。


専業主婦の家庭で育った子どもの良さ、共働きの家庭で
育った子どものよさ、他にも多様な環境で育った子どもの
よさがあり、いろいろあるからこそバランスが取れて
健全な世の中になるんだと思う。

何気なく押し付けてくる 世の中の宣伝や情報に惑わされずに 
自分が、家族がどんな方向を目指しているのか 自分たち自身で
選べばそれでいいじゃんっていう感じです。

テレビや新聞や雑誌やヒットしている本には
本質的なことはほとんど書かれていなくって、 
意外なところにヒントが隠されていることが
多いと感じます。



以下は参考にした本やサイトです。

日下公人著: 「新しい日本人」が創る2015年以降(祥伝社

印象に残った部分を引用します

「ヨーロッパの問題は、移民を入れ過ぎたことで、これは自分が
楽をしようと思ったことに端を発する。 - - - - - (略)- - -
移民のエスニシティ流入して伝統的な共同体は危機に
瀕してしまった。 - - - - - (略) - - - - - - 日本だけは
まったく平気である。
それは「自分で働く」精神が残っているからだ。日本人は自分で
働くから、労働力は足りている」

これは決して排他的なものではなく、面倒な部分は移民に
という発想が 結果的にのちに大きな問題に発展し、
苦慮していくのだという警告のような気がします。



http://blogos.com/article/98267/
こちらの記事は専業主婦に対する一般的な先入観に
一石を投じています。


「子どもをしっかりと育てるということは実際にはコストが
かかる業務であり、それだけの価値が生み出されている仕事なのである。
GDP至上主義でしか物事を見れないと、どうしてもその点を
見落としてしまいがちになってしまう」(記事より引用)




馬渕睦夫著:「国難の正体」(総和社

こちらは世の中のできごとを違う角度から
見ることができます。 そして自分の生き方は
自身で考えて決めなくてはいけないんだと
気づかされます。

確実に ニュースの見方が変わっていきます。