本屋さんで本を眺めていて 目に留まりました。
一気に読み終えました。
これはビジネス書になるんでしょうか。
著者の和佐大輔さんは12歳の夏、海でダイビングを
していた時に見えなかったテトラポッドに首を打ちつけ
半身不随になりました。 その後数年のリハビリ生活を
送ったものの、車椅子が必要な身体となってしまいました。
そんな状況の中、16歳の時にネットビジネスを始め
今では家族の協力の元、会社を経営しています。
若くして身体の自由を奪われた青年の話ですが、苦労されたで
あろう期間のことについてはあまり触れられていません。
具体的にどうのように稼いでいるのか、世の中の変わり方の
スピードがとても速い現代、人はどうあるべきか、仕事に対して
どう向き合っていくべきかなど 30歳半ばの若さでありながら
実践に基きわかりやすくそして厳しく意見を述べています。
その中のいくつかを引用します。
1)-------------------------------------------------
資本主義社会ではあなたも一つの商品なのです。
僕らは生まれた瞬間から「コモディティ(商品)」と化して
しまっているのです。−−−−(略)−−−−−−−
そんな中で希望があるとすれば、それは自分自身の商品価値を
高めればそれだけ高く買われるか、あるいは、「自分で
自分を雇用する」ということも可能になるということです。
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2)---------------------------------------------------
(ハイパーデジタリアンは)「お金が儲かった」ということ自体に
あまり興味がなく、「お金を儲けるプロセス」に興味がある。
−−−−−−−(略)−−−−−−−できるだけ多くのことに成功し、
できるだけ多くのことに失敗したほうが、より面白い人間に
なれることを知っているのです。
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*ハイパーデジタリアンとは情報化(キャラクター化)し、
且つ実体を伴う人のことだそうです(著者のサイトより)
3)------------------------------------------------------
宇宙規模で見れば僕ら人間なんてものは、無価値で、無意味で、
生きていても、死んでいても同じようなものです。−−−−(略)
−−−−−−−−−−−(でも)「個」は確かにあるのです。
ただ、「個」に閉じ籠ったら終わりだということ。
そして同時に、「個」を失って終わりだということです。
−−−−−−−−−−−(略)−−−−−−−−−−−
言ってみればこれは、「俺は俺、お前はお前」ではなく、
「俺は俺、お前も俺、俺もお前」という極めてジャイアン的な
発想です。「全部俺のもの」です。
一方的な搾取ではなく、共感と提供がある分、ジャイアンよりは
優しいかもしれません。
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これらを思えば若い人自身はもちろん、子育て中の人、
お孫さんのいる方も近くの成長期の子供たちを 特にこれからは
世間の物差しで判断してはいけないなと気づきます。
他に、
4)-------------------------------------------------------------
お金をじーっと見ても何も生まれないし、過去の栄光を自慢しても
何も生まれない。その結果を踏まえて、「次はどうするのか?」と
いうことが、最も重要なことなのです。
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5)--------------------------------------------------------
人間の可能性は「無知である」という一点に尽きるのです。
理解できないから、理解できる可能性がある。
達成できないから、達成できる可能性がある。
出会っていないから、出会える可能性があるのです。
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6)----------------------------------------------------------------
「お金の稼ぎ方」と「お金の増やし方」と「お金の守り方」は、
似ているようでどれも相反するものです。
僕がビジネスで「お金の稼ぎ方」にフォーカスしているのは、
あとの2つは僕の中では「悪」だからです。
増やすのも、守るのも、美しくない。
金は稼いで、できる限り全部使う。
使いきれない分は、きっちりと税金を払う。
それでスッキリ、シンプルだと思いませんか?
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まさに世界の0.1%のトップの人たちがこれを実践すれば、
世界は大きく変わっていくと思うのです。
この本は優しさと厳しさの両方から書かれています。
世の中が加速して変化していく時代、今までとは意識や
考え方を大きく転換させる時期なんだと思います。
執着せずに、潔く生きる覚悟を持つ。
デジタルに精通した人たちがこれから益々増えていき、
やがては主流になっていくのでは。
時間はそれほどかからないような気がします。