昨日のBSフジの「プライムニュース」でアジアインフラ投資銀行についての
番組をやっていて 久しぶりにちゃんと見ました。
ついこの間イギリスに続いてドイツ、フランス、イタリアも
アジアインフラ投資銀行に参加することを決めたということで、
日本は出遅れた!と煽るような報道がありました。
心配してもどうしようもないけど 日本は大丈夫?と不安になって
ネットやテレビで関連ニュースをよく見るようにしました。
IMFや世界銀行は晴れの時には傘を指し出し、
雨の時には傘を取り上げるという例えがあるように
債務を負う国にとっては厳しい現実があります。
だから中国が中心となってそういう国を救おうと(表向き?)
「AIIB」という銀行が新たに作られたそうです。
作るにあたって問題はたくさんあります。
たとえば特にインフラ事業は腐敗や汚職の温床になりやすいから
集めた税金を無駄に使われてしまうのではないかと心配しています。
またこの銀行は貧困削減というよりはインフラ投資中心らしく
思惑はみえみえのようで・・・
インフラ投資は自然環境や生態系をくずしやすいし、これから発展する国を
きちんと成長、発展させる可能性があるかもはっきりしてません。
だからそんな組織を作ってもそう簡単には機能しないだろうから
急いで参加を決める必要はないとの発言が番組内でありました。
報道はいつも両極端。
ほんとは援助される国が自分たちの力でしっかり国造りをすることが
本来の目的なんでしょうけど、それはいつも後回しです。