散歩は楽し   〜 さいたま市大宮盆栽美術館 & 大宮盆栽村 (埼玉) 〜

さいたま市大宮盆栽美術館で 「さつき盆栽展」が開催されています。



さいたま市大宮盆栽美術館」

日本のお邸のような佇まいの美術館。

JR大宮から一駅のJR土呂駅東口を出て徒歩5分のところにあります。
駅からところどころに案内標示があるので わかりやすいです。






ロビーに展示されているさつきの盆栽。  唯一撮影okのさつきです。



こんな風にどの盆栽もびっしり花が咲いていました。
展示期間に合わせて育成されているのでしょう。
かみわざ・・・・・



こちらも撮影許可されているいくつかの盆栽のうちのひとつです。

紅葉も楽しみですね。
春夏秋冬それぞれ姿が変わり、小さな世界に自然が拡がります。


土に這う頑強な根っこ、曲がりくねった幹、 また白骨化したような
幹や枝を持つ盆栽もありました。 ただただ感嘆するばかりです。


さて美術館を後にして 各盆栽園へ向かいます。



「曼青園(まんせいえん)」

こちらは松の盆栽が中心でした。



「盆栽四季の家」

元盆栽園のお邸を一般開放したものです。
邸内でのんびりとおしゃべりしている人、
座ってお庭を眺めている人もいました。



「清香園(せいこうえん)」

実をつけた可愛らしい鉢もありました。

お手頃なお値段のミニ盆栽も販売されています。


「盆栽レストラン大宮」

お食事処、カフェが見当たらない盆栽村近辺で唯一見つけた
レストランです。 盆栽美術館入口のはす前にあります。

盆栽御膳1500円也を注文。
お刺身、野菜の煮物、焼き鮭などほっとできる温かい家庭の味でした。

店内では盆栽関連の道具も販売しています。





こちらは店内で売られていた 「盆栽最中」
柚子と小豆の2種類があります。 


★「大宮盆栽村」物語
その昔、今の東京文京区千駄木周辺には江戸の大名屋敷などの
庭造りの職人さんたちが多く住んでいました。

盆栽専門の業者が生まれたのは明治に入ってからです。

その後盆栽業者たちは1923年の関東大震災で壊滅した東京を離れ、
盆栽育成に適したこの大宮に移り住むようになりました。

1925年に大宮盆栽村という自治共同体が生まれ、やがて現在の
フランスをはじめとする世界の愛好家たちが訪れる街へと
変化していきました。




盆栽村を訪れたのは約8年ぶり。

当時はまだ美術館がありませんでした。
でもそれ以外はほとんど変わったところがなく、ほぼ昔のまま。


2017年の4月末には「第8回世界盆栽大会」が開催されるそうです。
どんな盆栽が出品されるのでしょうか。
 

閑静な街並みを静かに散策する。
そして作る人の気持ちになって盆栽を眺めてみる。

おとなの街だなぁと感じます。