今時の若い人たちはどんな考え方をしているの

今時の若い人たちって一体どんな考え方をしているのか
興味あるところです。

今回はマーケディングを専門とする方の本を読んでみました。


藤本耕平著: 「つくし世代」 (光文社)


ここでの若者とは2015年現在で30歳より若い人たちを指しています。
さらに30歳以下の社会人と高校生や大学生の2つのグループに分けられています。

SNS(ツイッターフェイスブックなど)の存在は大きくて
大々的な広告にだまされにくくなってきています。

気になるものに出合うと すぐSNSで広めていくので、
莫大なお金をかけたCMは必要ありません。

また今の若者は消費しなくなったと言われているけど、
決してネガティブではなく、むしろポジティブに「いかにお金を
使わないか」を楽しんでいるそうです。

「みんなで楽しみたい」 「みんなに喜んでもらいたい」という
思いが強く それは 「その方が自分もハッピーだから」 です。

世間の評価の高いものより、「自分っぼさ」 「自分のフィーリング」を
大切にします。 そして他人との協調性も大事にする。

世の中の経済が上向きの時は 借金しやすかったから見栄を張った
生活をしがちでしたが、経済縮小となった現代の若者はもっと冷静で、
しっかり「自分のものさし」を持っています。


ひとむかし前の ”オタク” は孤独になりがちでしたが、
今はSNSによって どこか知らない人と共通の話ができるので 
”オタク”に対するイメージが変わってきています。

でもSNSは 積極的に求めなければつながりにくいのも事実。

だから「リア充」 と 「ぼっち」の二極化が進んでいるとも言えます。
その差は昔と比べると驚くほど大きなものになっているようです。


「何これ、面白い!」という感覚を持ったら 手軽なツールで
広めていく。 今までのお金をかけたCMの手法が 「なに、それって
普通だよね」になってしまう。 常識はずれのものが必要になります。


最近の若い人たちは四六時中スマホをそばに置いて 誰かと
繋がっていないといけないから大いに問題であると言われています。


でもそれを無駄と悟った若者は さっさと「つながりの最小化」を行っているそうで、
繋がる必要がないと思えば無視をして 軽く受け流してしまいます。


若者たちも いいことや悪いことを取捨選択しながら 
一生懸命生きているんですね。