戦争を想う暑い夏 2015

今年は終戦70周年の年。

70年という長い歳月を経て やっと少し真相に迫れる戦争って 一体何なんだろう。

あの戦争は両親が経験しているから 経験してないわたしには身近に感じるけど 
次の世代から後の人たちにとっては わたしにとっての
日清・日露戦争のようなものなんじゃないのかな。

あんな悲惨な戦争は2度と起きてほしくないから
どうしたら繰り返さずにすむか 誰もが考えないと。

日清、日露、第一次世界大戦から日中戦争、そして第2次世界大戦中の
各戦地での玉砕、沖縄での戦闘、 日本本土への絨毯爆撃、 広島・長崎の原爆、
シベリア抑留など経験して やっと わたしたちは戦争はいいことなんて
ひとつもないと悟れたのかもしれません。

わたしたちはマスコミの煽りに乗らず、しらじらしいほどの国同士、民族同士の
仲たがいにほんとうなのかと疑問を投げかけ、いつも冷静沈着でなければいけないと思う。


戦争の話題がいつもより多い今年は ”すいとん” を作ってみることにしました。

世界文化社発行の ”東慶寺 季(とき)の味” を参考にして
小麦粉を水で溶いた卵で練って作った ”すいとん” と なす、いんげん
さつまいも、みょうがを入れました。

味は関西風の薄味に。 美味しくいただきました。


すいとんは元々は日本の郷土料理ですが、物資がひどく不足していた戦時中に
よく作られたと聞きます。

やがて小麦粉さえも手に入らず、大豆粉やトウモロコシ粉、高粱粉、糠(ぬか)などで
代用され、他には何も入ってないものになっていったそうです。

出汁のための材料もないので、一体どんな味のすいとんだったのか、想像したくないです。

特に食べ盛りの子どもたちがいる家庭は辛いだろうな。

今は中東やその他の地域でも争いは絶えません。
遠くの出来事にも思いを馳せて・・・世界はすべてひとつの線で繋がっているから。

戦争は極端に貧富の格差ができると起きやすくなります。
ほどほどに冨の分配をしてくださいとお願いしたい、ほんとに。

実際に戦争が始まれば、綺麗ごとの法律なんてどこかにぶっ飛んでいってしまいます。

戦争はしないと腹を決めている政治家は誰なのか 見極めるのはとても難しいです。