今年は終戦70周年の年。
70年という長い歳月を経て やっと少し真相に迫れる戦争って 一体何なんだろう。
あの戦争は両親が経験しているから 経験してないわたしには身近に感じるけど
次の世代から後の人たちにとっては わたしにとっての
日清・日露戦争のようなものなんじゃないのかな。
あんな悲惨な戦争は2度と起きてほしくないから
どうしたら繰り返さずにすむか 誰もが考えないと。
日清、日露、第一次世界大戦から日中戦争、そして第2次世界大戦中の
各戦地での玉砕、沖縄での戦闘、 日本本土への絨毯爆撃、 広島・長崎の原爆、
シベリア抑留など経験して やっと わたしたちは戦争はいいことなんて
ひとつもないと悟れたのかもしれません。
わたしたちはマスコミの煽りに乗らず、しらじらしいほどの国同士、民族同士の
仲たがいにほんとうなのかと疑問を投げかけ、いつも冷静沈着でなければいけないと思う。
戦争の話題がいつもより多い今年は ”すいとん” を作ってみることにしました。
世界文化社発行の ”東慶寺 季(とき)の味” を参考にして
小麦粉を水で溶いた卵で練って作った ”すいとん” と なす、いんげん、
さつまいも、みょうがを入れました。
味は関西風の薄味に。 美味しくいただきました。
すいとんは元々は日本の郷土料理ですが、物資がひどく不足していた戦時中に
よく作られたと聞きます。
やがて小麦粉さえも手に入らず、大豆粉やトウモロコシ粉、高粱粉、糠(ぬか)などで
代用され、他には何も入ってないものになっていったそうです。
出汁のための材料もないので、一体どんな味のすいとんだったのか、想像したくないです。
特に食べ盛りの子どもたちがいる家庭は辛いだろうな。
今は中東やその他の地域でも争いは絶えません。
遠くの出来事にも思いを馳せて・・・世界はすべてひとつの線で繋がっているから。
戦争は極端に貧富の格差ができると起きやすくなります。
ほどほどに冨の分配をしてくださいとお願いしたい、ほんとに。
実際に戦争が始まれば、綺麗ごとの法律なんてどこかにぶっ飛んでいってしまいます。
戦争はしないと腹を決めている政治家は誰なのか 見極めるのはとても難しいです。