地球規模で見る 人々の移動

我が家は平日の朝7時からはテレビのBS1をつけています。

世界のニュースで主に政治的な内容のものが多いです。

最近は真っ先に報道されるのが 中東やアフリカからの
ヨーロッパへの難民や移民について。

ボートを漕いで海岸から入ってくる人たち。

そして国境に作られたフェンスも 強行突破してしまう人たちの姿があります。

この移動が始まって今まででトータル35万人、うち2500人くらいが
航海中などでの犠牲者となっています。


ルートは主にリビアからイタリア、ギリシャに入る 
地中海ルート(海のルート)と ギリシャやトルコから
ハンガリーに入る バルカンルート(陸のルート) の2つです。

最終的には豊かな国であるドイツを目指します。


ドイツのメルケル首相が一国では無理なので 
他の国とも分け合いましょう と提案していますが、
なかなかうまくことが進まず、頭の痛い問題となっています。


そういえば、2〜3日前に見た何の記事だったか忘れましたが、
2050年頃のヨーロッパは 出生率の高いイスラムの人たちが
多数派になる可能性があると書かれていました。

数十年後のヨーロッパは今とすっかり変わっている可能性大です。


連れ合いが先日 グレートジャーニーの関野吉晴さんの
インタビューをテレビで見て、大昔の人類の移動は 
積極的に新たな土地を目指したのではなく、原住民が 
侵入者たちより弱かったために 追い出されて
起きたのではないかと 推測していると話していたそうです。


その話が連日の報道と重なって見えました。


アフリカや中東で追われている人たち。
グレートジャーニーの世界です。

地球規模で この連鎖は意図的に作られているんじゃないかと思う。

シリアなど中東やアフリカの国々の崩壊や 難民の不法入国に
携わる犯罪組織の存在。

一方では人類を含む生物の自然の現象なのかとも思う。

ひとりひとりを見てみると、そこには避けられない生活があって、
悲しみの中、誰も必至で生きようとしています。

時折 地デジ放送に変えると お気楽な内容の番組が出てきて
そのギャップに驚かされます。

ヨーロッパの今の姿は日本の10〜20年後の姿なのかも・・・です。