枯れてしまうオリーブの木 と 雑種猫から たくましく生きることを考える

つい先日 朝7時からのBS1のニュースで
イタリアのプーリア州で 2年ほど前からオリーブのエボラが
蔓延して オリーブの木が枯れてしまうという報道があった。

イタリアは世界第2位のオリーブの生産国でプーリア州は
国内一の生産地だそうです。
  

病気を食い止めるため 細菌に感染した10%の木とその周辺の木を
伐採しようとするけど 何世代も受け継いできた農家は強く反発して 
伐採がうまく進まないらしいです。


地元農家の話では 長年農薬を使ってきて 木の持つ免疫力が
なくなっているのかもしれないということだったけど、実際は
何が原因かはまだわからないようです。




話は飛びますが、猫好きで いままで何匹も飼ったことのある
知り合いの話です。


「飼い猫は14〜15年生きるけど、野良猫はせいぜい3年くらいしか生きられない。
(これは後の話とはまた別問題ですが・・・)

それから純血種と比べると雑種は断トツに病気に強いのよ」と言っていました。



今朝、朝食を食べながら夫にそのことを話してみました。


わたしも農薬など薬を大量に使うことが大きな原因だと考えています。

でも夫はそれひとつだけが原因ではないんじゃないかと言います。


オリーブも人間の都合のいい形に掛け合わせをしていった結果
長生きすることができなくなったのではないかと。


確かに桜のソメイヨシノは原種と比べるとその寿命は短い(50〜60年くらいか)
と聞いてるなぁ。


猫も人工的に掛け合わせて純血なものを造った結果、弱くなってしまったのか。


ブルドッグやトイプードルも病気に弱いという話を聞いたことがあります。

競走馬も 食肉も 皆厳しい掛け合わせをしています。



さて、人間に置き換えてみるとどうでしょうか。

人間の場合は世に存在する薬をはじめとする 人工的なものを 
主に自らの意志で取り入れて生きています。

使えば きっと何らかの体調の変化はあるはず。

よいことばかりじゃなくて、負の面もたくさんあります。


科学の進化を 時には受け入れ、時には拒否して 自分の身体は
どう変化しているのか じっくり観察するのも 生きていることを
実感するひとつの方法だと 感じ始めています。