若いうちに 失敗を重ねることによって学んでいく

昨夜9時から Youtubeで ブロガーのちきりんさんと
まちビジネス投資家(事業家)の木下斉(ひとし)さんとの
対談が生放送されました。

翌朝にまたがっての放送で、わたしは1時でギブアップ。

それでも4時間 いろいろ気づくことがあったので、
幾つか思いつくままにあげてみたいと思います。


世の中は少子化少子化と叫ばれ その対策に追われて
いるけど、無理なところがあります。

これから50年先には4500万人もの人口が減っていくのは
避けられないことなのです。

(わたしも今の日本、いくら産めよ増やせよと言ったって
所詮無理でしょと思ってます)


つまり いかに人口を減らさないかではなく
減っていく状態の中でどう生きていくかを
考えることが必要なのです。


マスコミに村おこしが成功した街として取り上げられ
脚光を浴びた2つの町の例を挙げていました。


ひとつは IT企業誘致に成功した徳島県神山町

ここの成功はひとりのスーパースター(NPO代表)が
いたお蔭で 若者が集まったという事実があります。

また空港から車で一時間、関係者が訪れやすい場所で
あるにもかかわらず、マスコミは人里離れためっちゃ
田舎の町という報道もしています。


もうひとつは 島根県隠岐郡海土町 (おきぐんあまちょう)

こちらもテレビその他で若者誘致に成功した町として 
取り上げられています。


町の税収は1億9千万円。 一方歳出はなーんと46億円です。

足りない44億円は国からの補助金で賄われています。

この島は一体どうしてそんなにもらえるの?

それは国防上重要な島で、人に住んでもらわないと
困るからです。 国にとって大切な場所だからです。


その点についてマスコミは触れません。

神山町のスーパースターのこと、海土町の国防上
重要な島ということを伝えてしまっては元も子も
ないのです。


それに気づかない他の市町村が あの町が
成功したから 自分たちもとマネをしては失敗を
繰り返しています。

各地域の背景が違うことを それぞれが自覚すること
が大事なようです。


都心部から地方に移り住む若者たち。

自治体は 地域支援隊として若者を呼び込んでいると
いう本音に気づきましょう。

税金(補助金)で何かすることが身についてしまうのは
これからの時代 大きなリスクとなります。

補助金をもらえば 人件費を捻出することに
そう真剣になりません。

楽だけど 民間から借金をして必死になって お金を
生み出そうとしている人との差は大きく開いていきます。

以上 1時頃までの放送では こんなようなことが
語られていました。


今朝、朝食をとりながら夫に話しました。

夫は 「それはもう今も昔も変わらない社会の真理。
理屈で覚えるのではなくて、若い頃にたくさんの失敗を
重ねて 覚えていくものだ。

国や自治体が悪い、制度が間違っていると批判していても
何も変わらない。 

誰も 国や自治体にお世話になっている部分もあるし。

最終的には自分自身で工夫して生きていくしかないんだよ」
と言いました。


そうなるとやっぱり 大事なことは 子育てだなと感じます。

手取り足取りの子育てでなく、 子どもに大いに失敗をさせる。

そして世の中のしくみ、 経済のしくみ、 自然のしくみを
体で覚えさせていくことが 何より必要だなと思います。

恨みや妬みの感情は 心の奥に封印して(捨てる、持たない) 
自分の価値はなんだろうと 自分で積極的に考える子に
育てることが大事なだと強く感じています。