日夜先の先の世界をデザインし続ける人たち

昨夜たまたまかけていた番組 「BS1スペシャ
ジャック・アタリが語る 混迷ヨーロッパは
どうなるのか?」を見てちょっと考えたことです。

ジャック・アタリアルジェリアの首都アルジェ出身の
フランス系ユダヤ人で、フランスでミッテラン大統領
時代の大統領補佐官を務めた人です。

最近テレビでもネットでもよく目にするようになったので
どんな考えを持つ人か気になっていました。



昨夜のインタビューで、

ヨーロッパに押し寄せる100万人くらいの難民は
欧州全体では1%にも満たない数だから 全く
問題ない(!)

人が思うところに移動できるのは当然の権利だ
というのが理由だけど、

難民たちは祖国が戦争しているために 仕方なく
他の国に動いているんだということには触れないし、

平和になったら祖国に戻りたいという人も
大勢いるということも言わないし、

そもそもどうして戦争をしているのかについても
語りません。


極右が台頭しているけど、極右というものは
ワクチンのようなものだから 気にするほどの
ものではない(!)

テロが頻発してよいこともあった(!!!)
それは安全保障に関してヨーロッパが一致団結
できたから。

などわたしにとっては驚くばかりの発言です。
これが究極のグローバリズムというものなのでしょうか。

このように 先の先まで世界をデザインしている 
人たちは過激なことも平然と語れるんでしょう。

どういう世界を作っていこうかと日夜 必死になって
考え続けている人たちです。


一方わたしのような一般市民は 毎日の生活のことや
目先のことに振り回されて暮らしています。

収入(仕事)のこと、 家族のこと、 子どもの教育、
健康や病気のこと、介護のこと、お楽しみのこと、 
親戚や近所や友人たちとのお付き合いなどに。


政治家たちは票が取れる方に向いて仕事をしているし、
企業家たちはお金儲けに力を注いでいるし、
マスコミはスポンサーに目を向けているし・・・

だから気づかないうちに 誰も大きく
デザインされた世界に導かれていきます。


そうはいっても極端な社会に走らないよう、 
わたしたちの見えないところで
阻止している人たちもいるとの望みも持っています。

だから社会はまだこの状況で納まっているのかと・・・


わたしは無力でも一個人として 自分なりの考えを
持っていたい。

そうでないと サプライする側だけの価値観で
世界が作られていってしまうからです。

               ・・・続く