ベーシックインカムについて考えてみる

スイスで採用されるかと言われていた
ひとりあたり27万円支払うという ベーシック
インカムが否決されたという。

一見平等でいいシステムだと思えるけど
実現したら どうなるか ちょっと考えて
みました。

まず 財源はどこから持ってくるの?

たくさん稼ぐ人は多くの税金が取られる
ようになるでしょう。

一方、元々働きたくないと思っている人たちは
益々働かなくなるでしょう。

高収入を得る人たちはその国から出て行きます。
今でも富豪はタックスヘイブンに逃れているの
だから。

海外からはベーシックインカムを採用した国に
何とか住み着いて その恩恵を受けたいという
人たちがどっと流れてきます。

その国の人と結婚して市民権を得ることも
ありえます。

結果、猛烈に働く人はよその国へ出て行き、
働かない人たちは増えていく、やがて国は
衰退していきます。

世界中の国が同じシステムにならないと
無理です。

またベーシックインカムを受けても
人々の働く意欲は変わらないということが
前提にないと成り立ちません

あと一番怖い状況は 財源がなくなって
突然制度が中止された時です。

働く意欲をなくした人にとって
新たな自立は相当厳しくなります。

共産主義もだめ、資本主義も行き着く
ところまで行き着きました。

ひとりひとりの意識が変わらなければ
どんな政策もうまくいくはずがないです。

そんな行き詰まった世の中でも 自分の頭で
考えて行動している人たちが結構いるのです。

どんなに社会が変わろうと 他人のせいに
しないで 一生懸命生きている人たちに目を
向けていきたい。