5月大歌舞伎を観に行く 〜東銀座(東京) 〜

今年は可能な限り月一で歌舞伎座公演の
歌舞伎を観に行きたいなぁと思っています。

今日は今年3回目の歌舞伎鑑賞です。
歌舞伎座周辺は多くの人たちでとても賑わっています。



第一幕は坂東楽善さん、彦三郎さん、亀蔵さん(音羽屋)
お三方の襲名披露狂言です。

演目は「梶原平三誉石切」です。

ある男が大名に買ってもらいたい刀を差し出すのですが、
実際に切ってみないとわからない・・・ということで、
その男(実は息子のためにお金が欲しかった)と罪人
(尾上松禄さん)の二人が試し切りされてしまうという
恐ろしい場面があります。
(刀を差しだした男はあやうく命拾いし、その後さらに
話が展開していきます)


第二幕は有名な「義経千本桜・吉野山」です。
しずかごぜん(静御前)に尾上菊之助さん、狐の
化身となった佐藤忠信役には市川海老蔵さんという
コンビです。

海老蔵さんの佐藤忠信役を観るのは今度で2度目です。
一度目は9年前のこと、静御前玉三郎さんでした。

その時は玉三郎さんとの美しい舞い、そして最後に
狐になって宙空に飛び立つ様を海老蔵さんが劇場内で
激しく演じ強烈な印象を与えました。

今回は激しいパフォーマンスはなく、菊之助さんと
海老蔵さんとの踊りが印象的でした。

第三幕は「魚屋宋五郎」です。
寺嶋しのぶさんの長男・寺嶋眞秀ちゃんの初お目見得があり、
酒屋丁稚の与吉役としてキュートに花道から登場しました。
はっきりしたせりふの言い回し、こうして歌舞伎の世界では
役者さんとしての第一歩を踏み出していくのですね。

当然お母さんの寺嶋しのぶさんが付き添うのでしょう。
お客さんが帰る時には着物姿で送りをしていました。
公演は一か月続くため、ややお疲れ気味なのかもしれません。
残念ながら笑顔はありませんでした。





幕間でいただく お楽しみのお弁当です。
地下のお弁当屋さんで買うのですが、種類が多く
いつも迷います。

今日はお気に入りの神田明神下の「みやび」の
お寿司「笹一葉」にしました。

酢はややきつめですが、甘い鶏そぼろなどと
よく合います。