割れたり欠けたりした器を再び使えるようにする

一年半前から金継ぎ教室に通っています。

欠けたり、割れたりしたお気に入りの器が
長い間に随分と溜まってきたので始めました。

基本的には "のり" の役目をする "うるし" を塗り、
その上に金や銀を蒔いて再び使えるようにします。

お茶席では金継ぎの景色を楽しむことが
あるそうです。




お気に入りの清水焼のお猪口です。
京都の陶磁器のお店に寄った時、ちょうどこの作家さんが
いらしていて独特の絵柄の徳利とお猪口2個が気に入り、
セットで買いました。

後にこんなに派手に割れてしまった時はショックでした。

それがこんな風にまた違った景色に生まれ変われました。




自分としてはもう少し細く、勢いのある線にしたかったのですが、
狭い内側は筆が入りにくく、ぼてっとしてしまったのが
次への反省となりました。



吉祥寺にある骨董屋さんで買いました。
江戸時代末期から明治〜昭和初期までの陶磁器を
扱っています。 確かこれは明治初期の茶器で
最初からひびが入っているものを購入しました。

金継ぎの練習用として欠けたり、ひびが入っているものを
買っていく人が結構いるということです。

購入しませんでしたが、セットで急須もありました。
当時は普段でもこんな小さな茶器で飲んでいたのですね。



これは百貨店で開催された骨董市で2個セットで購入しました。
茶器だと思いますが、主に日本酒を入れて飲んでいます。

これは使用しているうちにうっすらとひびが入りました。

蒔くのは金の他、銀、ホワイトゴールド、プラチナなどが
あります。 こちらはホワイトゴールドです。
銀は時間がたつと変色してしまうので 面倒かと思って
避けました。

器によって金にしたり、プラチナにしたり・・・・
蒔く素材を選ぶのも楽しみのひとつです。