利己と利他

人は誰でも自分が一番大事です。
だからと言って 人のことなどどうでもいいなどと
考える人は少ないと思います。

皆最終的には自分のために生きているのですが、
発想のスタートが自分中心か他人を考えての上かで
人は分かれていきます。

高齢の域に入ろうとしている今、多くの人を
眺めていると、自分中心の発想をしている人のほうが
物事がうまくいっていないことが多いように感じます。

人を批判したり、非難するばかりで問題解決に
至りません。

人のせいにした時点でアウトです。
問題解決の鍵は自分にあるのだから。

利己は自分の利益を重視する考え方、利他は
他人の利益を考慮した上で自分の利益を
追及する考え方。

利己的な行動は 人の賛同が得られにくく
孤立しがちなのでストレスを抱え込む確率が高いのです。

利己がいいのか利他がいいのか単純には言えません。
一見利他に見えるようで 実は中味は利己であるという
場合もあるからです。

答えは各自がよく考えるしかありません。

解決策が見つからず袋小路に入ったなと感じ始めたら、
視点を変えてみると 目の前がぱっと明るく開ける
瞬間があります。

そんな時は考え方が利己から利他に移った時だと
私は感じるのです。