絵画かしらと思わせるような写真を撮る
ソール・ライターの展覧会に行ってきました。
会場は混んでいました。やっぱり強烈に人を
惹き付けるものがあるんですね。
以下の写真はちらしや購入した本、ポストカードを
撮影したものです。
一瞬浮世絵かと思わせるような写真です。
ソール・ライターは浮世絵やボナール、ヴュイヤールなどの
コレクターであり、その影響をたくさん受けていました。
傘を扱った写真も多く展示されています。
色も絵柄もいいですね。
雪の日の美しい光景がよく出ています。
ソール・ライターは日常の中に「美」を見つけて撮り続けました。
道行く人、働く人にも焦点を当てています。
(左)晩年のソール・ライター
(右)若かりし頃のソール・ライター
ソール・ライターは1923年生まれ。2013年に90歳で
亡くなっています。
購入したソール・ライターの写真集の中に
彼の残した言葉が多く載せられています。
印象に残ったものをいくつか・・・
*「神秘的なことは馴染み深い場所で起きると思っている。
なにも、世界の裏側まで行く必要はないんだ」
*「肝心なのは何を手に入れるかじゃなくて、
何を捨てるかだ」
ものだけでなく、人間関係、今暮らしている状況など
無意味に執着してないか確認が必要かと思い始めています。
*「重要なのは、どこで見たとか、何を見たとかいうことでは
なく、どのように見たかということだ」
どこどこに行ってきたという報告だけする人がいますが、
残念に思うことがあります。 一体何に、どういうところに
感動したのかそれを聞きたいのに。
*「写真を見る人への写真家からの贈り物は、日常で見逃されて
いる美を時々提示することだ」