月一で行くと決めたおひとり様歌舞伎、今月も
行ってきました♪
「名月八幡祭」
純な男を弄んだ芸者が最後は殺されてしまうお話。
今一番気になる役者さんの市川猿之助さんは、芸者美代吉に
無心する道楽者 ”三次”を演じます。
哀れな男 ”縮屋新助”には尾上松緑さんが。
最後は狂気し、迫力満点の演技を披露してくれました。
「浮世風呂」
江戸の風呂屋の三助役として一幕ずっと猿之助さんが
踊り続けます。
4月の「一谷ふたば軍記」では 深い悲しみにくれる
熊谷直実の妻を演じました。形相を変えるほどの号泣は
今でも目の前に浮かんできます。
今回はがらっと変わって 粋な風呂屋の三助役です。
ユーモアたっぷり、色気もあって まだまだ注目して
いきたい役者さんです。
「御所桜堀川夜討」
吉右衛門さんが演ずる武蔵坊弁慶の登場で一気に
盛り上がります。
弁慶は頼義経の正妻の身代わりを頼朝に差し出すため
たった一度の契りを交わしてできた娘を刺殺した。
弁慶が父親であることを知らずにこの世を
去らざる得なかった娘を想い、号泣してしまうのでした。
今回のお弁当は 神田明神下みやびの「花鼓」です。
歌舞伎を観る時の楽しみのひとつです。