昨日は昼の部の歌舞伎観劇に行ってきました。
私にとって昨日の一番は女形の菊之助さんでした。
剣術使いとしての男勝りなお園と六助を思う
艶っぽいお園の2面性を持った人物を演じます。
六助が育てている身寄りのない子、弥三松を演じた
小林優仁君も好演していました。
どんな子?かと調べてみました。
歌舞伎の世界は世襲制かと思いきや、そうでない
お子さんも出演しています。歌舞伎座が新たに
オープンした時に一般家庭の子を歌舞伎役者として
育てる「寺子屋」が発足したそうです。
着物、立ち振る舞いなど基本の日本文化から始まって
歌舞伎のイロハを勉強していきます。
弥三松は親代わりの六助が長いセリフを言う間、
じーっと六助を見つめています。
小さい頃からそばで見ながら「歌舞伎語」を自然に
覚えていくのだと思いました。子どもが母語を
覚えていくように・・・
家老加古川本蔵の妻を演じる藤十郎さんと
その娘、小浪を演じる壱太郎さんの舞踏です。
貫禄たっぷりの藤十郎さんと愛しい人とは
結ばれない切ない娘心を表す壱太郎さん
お二人の舞踏も見ごたえあります。
後に奴 河内役の隼人さんが登場してひょうきんに
踊り始めます。
私の隣に座っていた女性は隼人さんが好き❤ということで、
魅入っていました。お気に入りの役者さんが出ている時は
幸せな気分に浸れますね。
来月10月は「芸術祭十月大歌舞伎」です。
夜の部に出演される玉三郎さんを観に行きます。
玉三郎さんの淀の方役と踊りが見られます。
久々の玉三郎さん、楽しみです♪
「天むす 徳川(地雷也)」
今回のお弁当は天むすです。
いつもながら見た目も楽しいです。
味も満足ですが、欲を言えば天むすのえびに
もう少し天つゆ味がほしかった・・・