現代は床に食べ物が落ちてしまったら ほぼ食べないでしょう。
先日夫と話していて、面白いエピソードがありました。
もう60年近く前のこと。
夫が通っていた小学校の教室で昼食を食べていたら、
一人の子がおかずを落としてしまった。
その子どもは食べなかったので、担任が拾って
食べたそうです。
その後、保護者たちも呼んで床に落ちたものを食べるべきか食べるべきでないか議論したそうです。
結論はどうなったか記憶にないけど、今だったら間違いなく大騒ぎになっていたことでしょう。
その後は何事もなくその話は終了したらしいです。
夫は強烈にその光景を覚えていると言います。
先生は、床に落ちた程度では身体に悪くないと
とっさに判断しての行動だったのだと思います。
こういう判断が今、鈍くなっています。
さすがに今は床に落ちたものも口にするのは遠慮するとしても、
賞味期限や消費期限など企業が提供する数字に
任せたままにしていると認知能力が衰えてしまいそうです。
戦争中はもちろん、食料が少ない時代ならば
少々のことでは物を捨てるということはしません。
世の中は物で溢れていて、昔の人々が持っていた感覚を失ってしまった現代に生きる私たち。
直感とか感性とか小さい頃から鍛えておかないと
洪水のように流れてくる情報に騙されやすくなってしまいます。
子どもの頃からリアルな世界を体験させて
視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の五感を
身に着けることは益々必要となってきています。