リアルな「鮭」で有名な高橋由一は1828年生まれ。
明治維新の40年前です。
由一は佐野藩士の生まれなので そのまま武士になるかと思いきや その才能と熱意に負けて
養父であった祖父は仕方なく 由一が20歳の時に画家になることを許しています。
意志の強い者には勝てないということでしょう。
その辺は昔も今も変わりませんね。
「鮭」と同じように「花魁」(おいらん)もインパクトがあります。
当時美人として名高かったそのモデルは 完成した絵を見て 想像していたものとは全く違っていたため
泣いて嫌がったそう。
由一はありのままに書いたつもりだったが・・・・
確かに由一のような絵はリアルすぎて 壁に飾っても落ち着きません。