お金って何だろう 3

今の日本てほんと不思議な国だと思う。

国が金融緩和でお金をたくさん刷っている
というのに 極端なインフレにならず
大きな暴動も起きずに淡々と物事が進んでいっている。

これって国家がすぐ破たんしてしまう南米や
アジアやロシアの国々から見たら なんとも
羨ましくみえるに違いない。

特にアルゼンチンやペルーなどは国家破綻状態が
続いて 国民は自国の通貨を信じなくなっているという。

アメリカはドルが基軸通貨の国だから 
今のところ破綻しないのは当然のこと。

では日本は 世の中にどっと流れたお金を
吸収できるしっかりした地盤ができていると
いうことか?

戦後一旦は破綻したものの 戦争による借金も
まじめに返し、皆、額に汗して働いたらからなのか?

その結果 飽食、自然破壊、社会不安など負の
部分も多くあぶり出されてきたけど、それでも
他の多くの国よりはずっとずっとましだ。

2013年10月15日の「ちきりんの日記」
”生産性の概念の欠如”に書かれています。

これからは日本だってのんびり暮らして
なんていられないよ。

製造部門以外生産性を上げているように思える
職場が少ないから「ブラック環境への道」を
ひたすら歩むことになるよ・・・と
警告しています。

永久に安定が続くなんてありえない。

国が徹底的に貧しくならないと
意識って変わらないものなのか?

250年続いた徳川幕府も どうしようも
ないところで 時代の寵児たちが現れて
誰もが変わらなければならなかったように・・・