最近読んだ2冊の本の中に偶然出てきたアメリカでの人気作家

先日買ってきた2冊の本(エッセイ的なものです)の中に 偶然 アイン・ランド という
ロシア生まれのユダヤアメリカ人女性が出てきました。

一冊目の著者は学生時代にアイン・ランドに心酔して 
作品はぼぼすべて読んだと書いています。

もう一冊のほうの著者は ”新自由主義者と言われる人たちに大きな影響を
与えた思想家で 日本人が持つ感性とは合わない” とかなり批判的です。

著者はどちらも日本人で、全く逆の評価をしています。


気になったので調べてみました。 メモとして。

アイン・ランド(1905 〜 1982)は小説家であり、思想家、映画脚本家、
劇作家でもあります。

徹底した合理的利己主義で大きな政府に反対し、自由放任資本主義の持ち主だとか。
自己利益を追求しているので ボランティア活動さえ否定しました。

アメリカでは彼女の作品が ”20世紀の小説ベスト100” の中で
10位までに4作品が入るほどの人気だそうです。(1998年の調査で)

あのヒラリー・クリントンや 以前FRB議長だったアラン・グリーンスパンたちも
アイン・ランドの信奉者です ・・・・ふむ。

小説は「水源」、 「肩をすくめるアトラス」、 「利己主義という気概」、
「われら生きるもの」などが翻訳されています。

アマゾンサイトを見たら、通常の単行本より少々高めです。
日本ではあまり読まれてないのかな。

グローバル化された今だから どんな内容なのかはだいたい想像できます。

好きか嫌いかは問題ではありません。

批判するのはあまり意味ないことで、 ”自分はこう思う、だからこうする” が
今生きてるわたしたちに必要なことなんだと思います。

自分の考えを明確にさせておかないと 強い思想を持つ人たちに
飲み込まれていくのは 当たりまえのことです。


ランドの生涯については,
ドキュメンタリー映画アイン・ランド:ア・センス・オブ・ライフ」(1997年)と
テレビドラマ「ザ・パッション・オブ・アイン・ランド」(1999年)
の2本が制作されているそうです。


映画「アイン・ランド:ア・センス・オブ・ライフ」は是非見てみたいけど
検索しても出てきません。 日本ではDVDになっていないのかな。
それとも探し方が悪いのか・・・