鎌倉幕府が開かれるまでどれだけ残酷な場面が
あったことかとあらためて思います。
昨日は源氏方に人質として差し出された木曽義仲の息子
木曽義高が鎌倉を脱出したものの、結局見つかって討たれてしまう。
手を下したのは伊豆の武士 藤内光澄。
嘆き悲しむ義高の許嫁だった頼朝の娘大姫を思うあまり、
怒り狂う政子。
頼朝の命で木曽義高を討った藤内光澄ではあったけど、
こちらも頼朝の命で討たれてしまう。理不尽極まりない。
ここで印象に残るのは北条義時の政子への言葉。
「あなたのような立場の人は、発する言葉の重みに
気をつけねば。言葉のひとつひとつが大きな
意味を持ってくるのだから」とたしなめる。
政子は結果を見て、茫然とする。
時は遅し。義時の言葉は重く突き刺さります。
鎌倉は恐ろしいところ・・・誰もそう感じている。
今のロシアとウクライナの戦争も同じかもしれないと思った。
実権はロシアが握るのか。そうはさせなたくないと考える
ウクライナなのか。
権力がぶつかり合う時はいつも残酷で血なまぐさいことが
起こるのだろう。
そんな世界とずっと繋がって、今の社会がある。
義時の政子への忠告はとても重いです。