伝えられる情報を正面から、裏側から、側面からも見よう

学校で習う歴史はほんの一面でしかありません。

物には正面、裏面、両側面があるように、歴史も
こっちから、向こうからと視点を変えて見ていかないと
どうしてという疑問が解けることはありません。

雑誌、本、ネット、新聞を読んだり、テレビを見たり、
人の話に耳を傾けたりして　疑問を持ちながら　自分なりの
意見を持つことが大切だと　この歳になって　気づきました。

たくさんお金がかかっている情報は嘘か本当かは
関係なく　人を信じこませやすいというのは
残念だけど事実。

だから時にはマイナーな情報にも目をやることも
必要だと思います。意外なことを知ることがあります。

今回読んだ本は沖縄出身である著者がアジアの中の貧しい
地域への支援を行う中で感じたことと　いままで持っていた
ご本人の歴史観の変化について語られています。

いくつか本文から引用します。

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「私はある出来事に対する報道などがあったら、必ず別の
視点からみるようにしているんですが、極端に言えば、なぜ
みなさんは沖縄全体が「日本を嫌っている」という報道を
そのまま信じてしまうのかな。すごく不思議ですね。そのまま
うのみにせず、「本当かな？」と調べれば分かることなんですから。

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この間、誰か言ってましたけど、「日本人は右翼でもなく、
左翼でもなく”仲良く”だ」と（笑）。うまいこと言うなと。

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戦争やりたい人ってのは、武器商人とか権力握りたいとか、
ほんのほんの一部の人たちであって、ほとんどの人は戦争
なんかやりたくないですよ。
でも、やっぱり現実として・・・（中略）・・・彼らの歴史を
見ると、自分の都合の良いようにしか考えていませんから。
そのような国々に囲まれた中で、日本だけぽツンとしてて
いいのかということを、僕らは考えないといけないと
思いますよ。こんなこと言うとね、また右翼思想だとか
言われますけどね。そう言われるのはもう慣れてるから。

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日本から出るときは日本人の人間性はオフにするんです。
そして、私はそこの国の人の感覚・人格をオンにするんです。
日本人というのを消して。そうじゃないと、いっぱい騙されますから。

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東南アジア諸国の首都で、ただ１ヵ国だけ水道水を飲料として
使えるのが、カンボジアのプノンペン。その水質管理、水道施設を
援助しているのが北九州市。その功績は世界に知れ渡っている。
北九州市の偉業は見事。地方の一行政が一国の首都の水を支える。
まさしく日本の誠実さ、優しさ、力の表れである。
（このことは以前テレビで放映されてましたっけ・・・）

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日本は世界一の過保護国
（”ちきりんさん”のブログの今回のエントリ　「日本はおこちゃまの国」も
同じようなことを伝えています）

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江戸末期から明治の侍や官僚たちは、したたかで偉大だったと
敬服する。日本植民地化のために欧米列強、ロシアの白人どもが
攻めるのを、ヒラリヒラリとかわしながら国を守り、富国強兵を
成し遂げた。
今、改めて明治から学ぶことは多い。外交を、日本人の特徴で
ある優しく思いやりのある人間性だけで行う国は滅びる。