10数年ぶりに昨年末の紅白歌合戦を通しで見ました。
子どもの頃はもちろん大人になっても20代は楽しみにしていましたね~
完璧に見てました。
ところが、いつの頃からか、ベテランと新しい出演者との間の舞台の
ギャップが目立つようになり、統一感のない、はちゃめちゃな紅白歌合戦
になっていって、興味がわかなくなりました。
ところが、今回の紅白~は、完全とまでいかないけれど、
結構まとまってました。
演歌もポップスも超ベテランの舞台も違和感がほぼなく、
舞台が自然に流れていました。
主催者側のNHKは時代の流れをどう自然に演出するか苦慮してそうです。
考えてみるとベテラン交代に何年もかかっているようです。
一人の、一組の歌手には関わっている人がたくさんいます。
もう出てほしくないといっても、そう簡単に切ることができません。
歌手本人だけで「今後はもう出ない」と勝手に決められるものではないでしょう。
その交代劇が痛々しく感じられます。
今回の紅白~では時代を感じながら、ベテランも最近の歌手たちも
じっくり楽しめることができました。
ユーミンは70歳に届こうとしているのに、これからの歌い手の
あり方を示唆するような舞台を見せてくれました。
本人の感性とか過去を捨てることができる能力、そして優秀な
スタッフを多く抱えているからでしょう。
アイデアも資本も潤沢にあるんだろうなあ。
一方、派手な舞台でなく、一人の歌をじっくり聞かせてくれる
歌手も期待したいです。
例えばです。
今回出場なしだった森山直太朗さん。
翌日「さくら」を独唱してる番組を見たけど、
充分紅白でも浮かない実力を持っていそうです。
以前見た、美輪明宏さんの「よいとまけの唄」も
他の派手な舞台の中でも負けていなかった記憶があります。
この先相応しい舞台の流れを担う、若手の実力派歌手が出てくることを是非とも期待したい♫
歳を取ると、だんだん触れる機会がなくなる若い世代の活躍。
年の最後に時代の風を確認できる紅白歌合戦はなくなって
ほしくないと思い始めています。
しらじらしくなく、全世代に「今、時代はこうだ!」と
知らせる番組に作り上げていってほしい。
折角視聴料を払っていることだし、有意義な番組を期待
したいものです。