引っ越しの機会に消費生活を考え直してみる

主人が再び東京に転職しました。 今日が初出勤です。
環境を変えることはしんどいけど、一方では新たな
機会に巡り会うことでもあるので 期待半分でもあると
いいながら出かけていきました。

この1〜2週間は引っ越しのため荷物に埋もれた生活でした。

7年近くの二重生活で荷物がたくさん増えていました。
3大増えたものは本・食器・衣類です。

家電や簡易家具は処分してきましたが、本・食器・衣類は
なかなかすぱっと捨てることができません。

そこで戻ってきた古巣(埼玉)に置いてあった洋だんす、整理だんす、
鏡台も処分することにし、物を捨てざる得ない状況に追い込むことに
しました。

収納すべき入れ物を処分してしまったため
当然あぶれてしまう荷物がでてきてしまいます。

そこで、順を追ってどうしたら収まるか考えました。

1)可能な限り捨てる
2)収納していた空間を詰めて、整理して、うまく収める努力をする

1)の ”捨てる” には 必要とする人にあげる、リサイクルに出す、
廃棄するの3通りがあります。

一人住まいしている前の職場の同僚や知り合いの息子さんが 
テレビやふとん(未使用のもの)や掃除機が欲しいというので
もらってもらいました。 使ってもらえるのは嬉しいですね。


リサイクルに関しては、

ずっと溜め込んでいた古いパソコン3台をHDDをはずしてから
パソコン専門店に持っていきました。  
自宅でHDDを処分して持っていったので、処分費用はかかりませんでした。 
HDDをお店で破棄してもらうと 一台につき5000円かかるとのことでした。



眠っていた昔のLPレコードは中古専門のお店に持ち込んで引き取ってもらいました。
ほとんど20円とか50円でしたが、レッドツェッペリンが1100円、ロッドスチュワートが
550円と思いのほか高く売れました。 帯が着いていないと値段がつきにくいとのことです。

始めて入った店内。
中古LPの売り場には若い人がたくさんいて皆それぞれ一心で探しています。

LPの世界、ひっそりと存在しているんですねぇ。 休日にのんびりLPを聴く・・・
素敵な過ごし方だと思います。

捨てるつもりだったLPレコードのお陰で 知らなかった世界を
垣間見ることができてラッキーでした。


読み終わった本はブックオフに。



さて、残りの荷物をどうするか。

まずはプラスチックの大小さまざまのクリアボックスを活用しています。

普段使わない小さな食器、化粧品や薬品、ラップ、キッチングッズなどを
入れます。 中が見えるので収納庫にしまっても大丈夫。

さらに付箋紙やホチキスの針やクリップ、リップスティック、電池など
いくつもある細々したものはジップロック(のような透明の閉まるビニール袋)
にひとつにまとめて入れておき、引き出しやクリアボックスにしまいます。

ハンカチ、タイツ、下着などはプラスチックケースに 
くるくる丸めて並べていきます。
畳んでから重ねるより 満遍なく平均して使うことができます。


それでもまだ溢れた分が段ボール4〜5箱あります。

さらに捨てて、捨てて、捨てて・・・思い出や勿体ないという思いと決別して・・・


今回かなりの量を処分して 思うところが多くありました。

すでに家でも車でも衣類でも本でも そして常識さえも所有する時代では
なくなったと言う人たちがいます。 日々世の中が加速して進化しているからです。

所有することを全くやめるということではなく、物を持つこと自体が
目的になって、それに振り回されてしまうことが意味のないことだと
わたしなりに解釈しています。

人が何と言おうと ”お気に入りの物” は置いておきたいですから。


先日見たテレビ番組で収納のプロと言われる女性が ”片付け上手になるには 
家にストックを置かないこと” だと言っていました。最後、もうなくなる〜と
いうぎりぎりのところまで待って 新しいものを買いましょうとの助言でした。

この引っ越しで、ラップ、ホイル、歯ブラシ、洗剤、調味料、タオル類・・・
とたくさんの在庫を抱えて 場所をふさいでいることがわかりました。

ないと困ると思って つい買ってしまいます。

すっきりと暮らしたいから いろいろ反省しつつ これからの
消費生活に向けて新たな気持ちで出直したい。