JR岡山 → 丸亀(香川県) → JR岡山 → 吉備津(岡山)
→ 備中高梁(岡山) → JR岡山 というコースの旅です。
★瀬戸大橋
本州と四国を繋ぐ瀬戸内にかかる3本の橋のうちのひとつで
唯一鉄道が走っています。
パノラマシートを事前に確保しておくとよかったのでしょうが、
お盆中であること、思いつきで出かけたことで
期待したほどの景色を見ることはできませんでした。
瀬戸内の夕景はすばらしいとのことなので 帰りは日の入りの時間に
合わせて乗車したものの あいにくの曇り空。残念でした(- -)
★MIMOCA 丸亀猪熊玄一郎美術館
JR丸亀駅前にあります。
香川県高松市生まれの画家、猪熊玄一郎が自身の作品を丸亀市に寄贈し、
1991年にこの美術館が開設されました。
お馴染みの濃いピンクの絵柄の入った三越百貨店の包装紙は
猪熊玄一郎のデザイン。"Mitsukoshi"の文字は当時
三越宣伝部だった漫画家やなせたかしのものだそうです。
明治生まれでありながら、とってもポップな作品を残しています。
開催中の企画展は”拡張するファッション”。
猪熊玄一郎の作品は常設展示室で見ることができます。
ミュージアムに併設されたカフェも楽しみのひとつ。
こちらのカフェはガラス張りの窓を通して見えるオープンスペースが
室内を広く明るくしています。
★丸亀城
日本一高い石垣で、その上に天守閣が鎮座しています。
「茶々」のすぐ下の妹 「初」と 「京極高次」との子 「忠高」の
甥「高和」が1658年(万治元年)に丸亀6万石の藩主となり、
その後京極家は江戸末期まで続きました。
天守閣を目指して 山を登ると目の前に
美しい讃岐富士 ”飯野山”が見えました♪
丸亀駅すぐの商店街の一部はシャッター通りになっています。
新しく生まれ変わるのか消えてしまうのかはわかりません・・・
★美味しいものいっぱいの ”岡山”
”ままかり”がのった ”岡山ちらし寿司”
岡山のちらし寿司は寿司飯に何種類かの寿司ネタを
のせたものが主流のようです。
ままかりの他に しゃこ、鰆のたたき、黄ニラなども岡山らしい寿司ネタです。
パフェを扱うホテルや街のカフェが紹介されたパンフレット。
選択肢がありすぎて どこに行こうか迷うほど。
以前 秋に岡山を訪れた時、柿のパフェがおしゃれで美味しく
(確かホテル”グランヴィア岡山”のカフェだったか・・・)忘れられません。
岡山駅付近を望む
吉備津神社の祭神は大吉備津彦大神。
桃太郎伝説のモデルとなった人と言われています。
第10代崇神天皇の頃、この地域一帯を荒らしていた者(温羅・”うら”)を
退治するよう、大和朝廷から命を受けます。
犬養毅の遠祖が吉備津彦の家来の一人であったそう。
彫刻家・朝倉文夫による犬養毅の銅像が堂々とそびえ立っています。
桃太郎伝説は実際にあった話なんですね・・・
★備中吹屋(ベンガラの街)
JR備中高梁駅からタクシーを利用して吹屋の街を廻ることにしました。
3時間コースで15120円。うち6000円は市の補助がでます。
都合で夏場は市のバスはお休みしています。
13日から3日間、備中高梁駅前の大通りでは「備中たかはし松山おどり」
が開催されます。
開始は夕方7時、時間の都合で見ることができませんでした(- -)
江戸時代、ベンガラと銅で財を成した広兼家の邸宅。
山の上にそびえたち、まるでお城のようでした。
映画「八つ墓村」のロケがここで2度行われているそうです。
銅石を採掘する時に一緒に出たローハを原料としてベンガラができました。
錆止め、腐食止め、印鑑用の朱肉にと幅広く利用されました。
当時の坑道が残されていて 中に入ることができます。
入ると途端にヒンヤリ。一年を通して15℃だとか。
掘って、掘って、掘り進んで全長80km(!)にも及ぶとのこと。
エネルギー源の少なかった時代、採石は主に手作業なので
危険で重労働な仕事だったんだと思います。