昨夜のBSフジ8時からの番組 「プライムニュース」 は久々に
最後まで見ることができました。 現場で活躍している方たちの
お話は時代の風が感じられて面白いです。
ゲストは高松の製麺機メーカーを経営している藤井薫氏と
同じく高松のプロバスケットチームの代表をしている星嶋郁洋氏のお二人。
藤井薫氏は星嶋郁洋氏が経営する「高松ファイブアローズ」の
スポンサーのひとりです。
番組で ”なるほど”と感じたことをひとつだけ挙げると、
星嶋郁洋氏は最初は経産省のお役人さんで、中小企業庁金融課というところで
ベンチャー企業への支援をする仕事をしていました。
そこでは起業する人のために計画し、お膳立てをしていました。
ところが星嶋氏はその時思ったそうです。
「起業するための政府の役割はもうない。
後は起業する人たち自身で考えて実行するのみ」と。
そこで星嶋氏は多くの起業現場を見て、ご本人が現在代表を務める
低迷していた高松のプロバスケットチームの再建を図ることを決めました。
理由は地元のバスケットが面白かったから。
そして官僚をきっぱり辞め、後ろ盾のない状態での再出発です。
とても時代を感じます。
経済がイケイケの時には大いに政府の関与が必要ですが、
インフラが充分整ってしまっている今の日本では
政府ができることは減ってきているということです。
番組の最後にいつもゲストが提言をするのですが、星嶋氏のそれは
「もうお上(かみ)に頼るのはやめる。
ひとりひとりが行動する」 (文に記憶違いがあるかもしれません・・・)
というものでした。
経済成長ゼロの時代に入ったということは そういうことなんだ・・・
因みに藤井薫氏の提言は「日本一でなく世界一をめざす」
そうでなければ なかなか認めてもらえないということです。
また星嶋郁洋氏はサッカーや野球のように 日本でバスケットの
裾野が拡がって やがてはプロとして世界と競争できる構図が
はっきり見えていると言っていました。