すぐに役立つことはすぐ役に立たなくなる

久しぶりに池上彰さんの本を読んで、
常日頃当たり前と思い込んでいることが
実はそうではないことが多いと、
あらためて知るきっかけとなりました。

世に頭がいいと言われてる人達も今一度
学習する必要があると池上さんが主張する
ものが「リベラル・アーツ」と呼ばれる
ものです。その時々の「現代の教養」です。

池上さんは理系と文系の間の「リベラル・アーツ」を
宗教、宇宙、人類の旅路(人類の流れ)、
人間と病気、経済学、歴史、日本と日本人の
7つに分けました。

「すぐに役に立つことは すぐ役に立たなくなる」

「社会に出て新しいものが出てきても
それを吸収し、あるいは自ら新しいものをつくり
出していく、そういうスキルを大学で教えるべき
でしょう」(引用)と言っているのが「リベラル・
アーツ」なのです。

慶応義塾大学の塾長だった小泉信三さんの言葉を
引用しています。

「”すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる”
だから本当の教養というのは、すぐには役に立たない
かもしれないけれど、長い人生を生きていく上で、
自分を支える基盤になるものです。その基盤が
しっかりしていれば、世の中の動きが速くても
ブレることなく、自分の頭で物事を深く考える
ことができるようになるわけです」

この7つの項目をさらっと読んでみたら、
いろいろと関連本を読んでみたくなりました。