7月大歌舞伎 (昼の部)を観に行く 〜 東銀座 (東京 ) 〜

今月2度目の歌舞伎鑑賞で、昼の部です。




「矢の根」

市川右團次さん演じる曽我五郎時致(そがごろうときむね)は
兄と共に殺された父の敵を討つ決意を固めています。
歌舞伎十八番のひとつだそうで、豪快な荒事の演技です。

貧乏暮らしに負けずに精いっぱい生きる様子がセリフの
はしはしに表れていますが、衣装は豪華絢爛。
そのアンバランスがなんともユニークです。



「加賀鳶」(かがとび)

長いドラマ仕立てのものは私はまだ苦手です。
時々眠気が襲います。 隣の席のTシャツに
半ズボンの若い男性も寝入っていました。

積極的にこういう演目を楽むことができるよう
これからたくさん見ていきたいと思います。



「連獅子」

文殊菩薩の使いである親子の獅子を演じるのは
親獅子が海老蔵さん、子獅子が坂東巳之助さん。

親獅子が子獅子を深い谷に突き落とします。
子獅子が見えなくなった時の親獅子の嘆きは
身につまされるものがあります。

後半は親子獅子の舞いです。 それぞれ
紅白の毛を振って豪快に回します。

頭でなく、腰で回しているとか。
身体が壊れちゃうのでは?とはらはらしながら
見ました。お二人の息の合った見事な舞いです。





幕間には各企業から提供された緞帳がお披露目されます。
これはひょうたん柄。他にカモ柄や桜と紅葉柄が
ありました。これを眺めるのも楽しみのひとつです。





今回のお弁当は京樽の「新薫風」
定番ですね。