日々出会う人たちから生き方を学ぶ

たまに知り合いや近所の人から集まりの場に
誘われることがあります。

先日は歌の会に誘われました。
専門家による指導の下、参加者全員で
歌を唄う集まりです。

空気をすべて吐き出し、お腹を一旦緩め、再び
鼻から吸い込んでから歌い出すと教えてもらいました。

相変わらず音程は外すけど、声は結構出るように
なりました。

1時間ほど歌った後、コーヒータイムに。

10人の参加者の内男性はたったの一人。

その男性は会場のある駅から3つ先の駅にある
老人ホームで生活をしています。80歳です。

そこから電車と徒歩で来ていました。

老人ホームではほとんどお喋りすることはないので
積極的に外に出かけていくそうです。

地元で働く外国人に日本語を教えたり、ヨガに通ったり、
今日のように人が集まる場に参加したり・・・

とても明るく、前向きで高齢者としてのひとつの
立派な生き方だと思いました。

上げ膳据え膳の生活では人はどんどん退化して
いってしまいます。積極的に外に出て、刺激を
受けて、緊張も少しして・・・

人が生き生きと暮らすには、前向きな気持ちが
必要です。自分で考え、行動していけば明るく
過ごせます。そうすればどんなに高齢になっても
周囲の人たちもちゃんと認めてくれます。

高齢に向かい不安な先行き、こういう生き方もあるとの
お手本を示してくれた人との出会いでした。