何度も行っている横浜中華街近辺ですが、氷川丸に
入ったことがありません。
昨日、初めて船内を見学してきした。
夜見るとロマンチック・・・
でもどんな歴史があるのか知らなかった・・・
1930年から30年の間、よく働いてきたのです、偉い!
1930年(戦前ですね)、シアトル航路用の
貨客船として建造されました。
途中第二次世界大戦があり、その間3回もの触雷に
合いながらも沈没を逃れ、日本赤十字に塗り替えられた
病院船になったり、復員兵を帰還させたり、戦後は
物資運搬を担い、フルブライト奨学生たちをアメリカまで
送ったりしました。
戦争で日本の大型船は37隻しか残っていなかったそうで、
すべてを失った日本国民を食べさせるのに苦労したことでしょう。
その後1953年にシアトル航路として復帰し、1960年に引退する
までフルに働き続けました。
氷川神社の総本社である埼玉県大宮にある「武蔵国一宮氷川神社」が
船内に祀られています。
氷川丸の名前もここから来ているのですね。
へぇ〜、知らなかった。
氷川神社の神紋(シンボル)が手すりにデザインされています。
一等客室です。素敵だけど狭いですね。
船内だから仕方ないけど・・・
特別室はスイートルームになっていて こうして
くつろげるお部屋付きです。
一等用のダイニングルームです。
あまり興味のないクルーズの旅だけど、こんな素敵な
とこでのお食事タイムを想像すると 一度くらい
乗ってみるのもいいかもと思ってみたり・・・
いや、いや、私には似合わないね。
昨日はドランゴンレースをしていました。
公演内は各チームの応援で盛り上がっていました。
遠くに小さく見えるのがドランゴンボートです。
こんな重い歴史を背負っている船ですが、今は山下公園を
訪れる人たちをロマンチックな気分に浸らせてくれる
いとしい船です。