もうすぐ東大寺二月堂の修二会(お水取り)

春を告げると言われる東大寺二月堂のお水取り
毎年3月1日から14日までの2週間行われます。

初めて行った一昨年はかなり後ろの方だったので
2回目の昨年は少し早めに行って 僧侶が
松明を持って駆け上がる階段横の柵のところで見ることにしました。

回廊の真下は火の粉が降ってきて 迫力満点だと聞いていますが、
階段横は力強い松明の火と 駆け上がっていく僧侶の気迫が
間近で感じられここも見学するのによい場所でした。
もちろん舞台を走る松明だってしっかり見ることができます。

昨年は前日が雨だったため足場が悪くてすべり易かったです。
小さいお子さんや高齢の方たちは特に注意が必要です。 

この期間は練行衆といわれる11人の僧侶が世の中の罪を
一身に背負って懺悔し 五穀豊穣や天下泰安などを祈る法要行事の時。
連日厳しい修行が続いているんですね。

また奈良時代から1250年以上もの間一度も絶えることなく
連綿と引き継がれているというのは 驚きです。

「お松明」は本行を務める時の練行衆の道明かりとして焚かれます。

力強い炎と人々の歓声で気分が高揚してきます

写真は昨年参拝した際に撮ったものです。
3月12日は「お水取り」が行われ 一回り大きな松明が
焚かれるため かなりの人出になるそうで この日は避けました.

境内で展示されていた使用される「籠松明」
長さ8m、重さ40kg。12日は一回り大きいものを
使い長さ8m、重さ70kgにもなります。

バランスを取るため根はつけたまま

松明が終わって回廊で夜景を眺める。
大仏殿の向こうには市街地が広がり、遠くには
生駒山が見えます。

1200年以上絶えることなく こうして厳しい修行と共に
世の中の安泰を祈り続けてくれる人たちに感謝の念を抱きつつ
二月堂を後にしました。

たまたま先日 テレビでさだまさしが「修二会」を
演奏していました。とても力強い歌で、当時見た
燃え盛るお松明を懐かしく思い出しました^^