仕事とプライベートの境目がない人生は幸せか?

先日こんなサイトを読みました。

55年間仕事を続けてきた“83歳現役セールスレディー”の助言
「仕事の向き不向きで悩むのは時間の損失でしかない」
http://womantype.jp/mag/archives/51548


一番印象深いのは、人生の中で仕事とプライベートの
境目がないということです。

一般的に仕事とプライベートは切り離されているものだと
考えられていますが、実は世の中にはそうでない人が
たくさん存在するのかもしれません。


例えば、

アーティストはどこにいても五感を働かせて 創造的な
作品を生み出そうとしています。

企業の経営者は起きている間中、頭の中は資金繰りや従業員のことや
事業内容のことなどでいっぱい、おそらく人には娯楽に見えるものも
仕事の延長ではないかと思われます。

一流といわれるアスリートはいい記録やいい結果を出すために 常に
攻略方法や体を調えることに集中していそうです。

会社に勤めている人も外からはわからないけれど、頭の中では
常にいろいろ考えているんだと思います。

主婦も生活に境界線はないし、特に子育て中は体も頭もフル回転しています。

その他の職業にも 同じく境目なく暮らしている人たちがたくさんいるのでは?

仕事とプライベートの境目がないことを当たり前と思える人たちと
そうでない人たちと一体どこに違いがあるんでしょうか。

まず仕事に対して受動的か能動的かどうか。

それから好奇心旺盛かどうか。

後は何とか問題を解決したいという思いが強いかどうか、など。

”人にしぶしぶやらされてる感” があると仕事がいやになります。

逆に自ら積極的に工夫したり、アイデアを練ったり、問題を解決しようと
能動的に取り組んでいれば 苦痛は減り、その状況があたりまえのことになります。


また83歳の現役セールスレディである森本早苗氏は 仕事への適性を悩む人に対して、
”悩むほど時間を損失するとしか思えません。
「向いているかどうか」を気にするよりも、「今の仕事に合わせていく」
「今の職場のやり方により添っていく」という考え方に切り替えた方が賢明です”
とのアドバイスをするそうです。

これを ”能力が高い人の話” で終えてしまっては 充実して仕事をしている人の
忠告を聞くことは時間の無駄となってしまいます。

自分の置かれた状況の中で精一杯工夫して、周囲の人に少しでも喜んでもらえて
その結果正当な評価がもらえれば ”仕事とプライベートの境目がない状況”が
逆に幸せに繋がっていくよいお手本だと感じました。