六本木ヒルズ52Fにある 森アーツセンターで
今月3月31日まで フェルメールの 「水差しを持つ女」が
展示されています。
以前 「真珠の耳飾りの少女」 を見に行った時は
なが〜い なが〜い列ができて 遠目で見ただけでしたが
今回はゆっくり眺めることができました。
#絵画の写真はすべて購入したポストカードを撮影しています。
今回の作品も45.7cm×40.6cmと小さいです。
本やネットで見たほうが色は濃い目。
実際はもう少し抑えめの色合いでした。
金属の水受けの裏側にテーブルクロスの
模様が映り込んでいます。
フェルメールが活躍したのは17世紀のオランダ。
東インド会社が設立されて経済大国となり、
まさにバブル絶頂期でした。
しかし17世紀後半になるとバブルに陰りが見え始め、
フェルメールの絵も売れなくなります。
一家の借金は増え、ついに自己破産します。
本格的にフェルメールの作品が評価されたのは
200年も経ってからのことでした。
バブル絶頂 → バブル崩壊は今も昔も変わらず
繰り返されているんですね。
17世紀以前は宗教画のような重たい絵画が
重要視されていました。
肖像画、風景画、庶民の生活を描いた絵、
静物画などは知識のいらない下級の絵として
見なされていました。
ところが17世紀にオランダがバブルに突入すると
市民階級が豊かになり、俗画といわれる
絵画が一般に広まっていきました。
(上)ハブリエル・メツー「ニシン売り」
このように多くの庶民たちが描かれるようになります。
(下)コルネリス・クラースゾーン・ファン・ウィーリンゲン(長いな・・・)
「港町近くにて」
(上)フローリス・ファン・スホーテン
「果物のある静物」
(下)エマニュエル・デ・ウィッッテ
「ゴシック様式のプロテスタント教会」
当時教会内部を描いた絵も多く出回りました。
昔教科書に出てきた”東インド会社”が
フェルメールの生活とも繋がっていたとは
新しい発見でした。
一見焼きそばに見えますが、キャベツと桜エビの
ペペロンチーノです^^;
メニューはフツーだけど、目の前に広がる
景色を眺めながらいただくランチは なかなか
よいです。運よく 窓際の席が取れたら・・・
ですが。