〜 ムンク展を観に行く (東京都美術館、東京) 〜 

芸術の秋、友人とどこの美術館に行こうか迷いました。

混みすぎて、列を作る展覧会は有名なものでも行く気が
しません。

友人はフェルメールは行ったというので、私は
ほっとしたくらい。ではムンクにしましょうと言われた時、
こちらも気が進まず・・・でも行ってみました。

結果、ムンクよかったです。

思ったほど混んでなく、スムースに入れました。
ただ、「叫び」の前は人だかりでしたけど。



この絵は誰も知っています。




「星月夜」

ムンクがホテルの窓から眺めた、初恋の場所でもある
景色だそうです。二人の影はムンクと恋人だそうで・・・

ムンクの言葉「見るものを描くのではない。わたしが
見たものを描くのだ」

景色もありのままを描かない。心の中に潜むものを
投影して描いています。


「接吻」

とても激しい恋愛です。接吻する男女の頭部が溶け合っています。



「吸血鬼」

なんとなんと男性にキスする女性は吸血鬼のように血を
吸っています。 女は自分の欲望を満たすために男と
恋愛をするという。

死や愛への不安や恐怖を感じ続けたムンク
狂気と言えるくらい激しい感情を持つ画家でした。

芸術家によくある極端に偏った性格の持ち主。
そうであるからこそ芸術家、バランスをほどよく
保った人はアーティストにはなりえません。



一方、こんな綺麗な色合いの絵も残しています。


芸術家は自分の感情のままに表現したい。
でもなかなか社会はそれを許さず、大衆に迎合しがちです。
ムンクのようにそれを貫いた人だけに許される真の芸術家。

「読書や編み物をする女性のいる空間は描かない。
嫉妬や恐怖がうごめく場所を描くのだ」

「自然の景色もその通りに描かない。その奥に
潜むものを描くのだ」

姿・形を剥がして荒々しい真の感情を表していく。

アートを鑑賞して久しぶりに気持ちが揺さぶられました。