新たな理想の世界ってどんな感じ?

本屋さんでぶらぶらしていると 対極な
タイトルの本が並んでいるのが目につきます。

日本の経済はだめになるとか、再生するとか、
アメリカは衰退するとか、復活するとか・・・

一体どっちが本当?!

あんたのような無力な一主婦、一庶民には関係ないことだから 
日々の生活をまじめに送っていればいいんだよという声が
聞こえてきます。

実際どうなるかなんて誰にもわからないでしょう。

世界は刻々と動いているし 人の心もころころ変わるし、
全く予想もしてなかった方向にいくことだってあると思う。

今回は「ジャパン・ラッシュ」という本を読んでみました。

一度大きく膨らんだものは 必ずその揺り戻しがあるそうです。

「ある方向に力をかければ、それと同じだけの力が逆向きに
かかるのが自然の摂理(復元力の原則)」だといいます。
経済の仕組みも同じ。

世界はいつもその繰り返しで
そのたびに国が破綻したり、戦争になったり。

日本は明治維新、第2次世界大戦の時にその大きな調整がありました。

そして今は世界中に溢れているお金が 一気に縮小へと
向かっていく前兆の時。

著者は言います。 日本人もいい加減それに気付きましょう。

そしてその厳しい状況を乗り越えて 新たな社会を作りましょうと。
今までとは違うやり方で。

マネー・人脈・知恵の「ヒト」に関する循環型社会、
また、水・エネルギー・食糧に関しての持続可能な社会を。

2020年の東京オリンピックの頃は若い世代が中心になって
新生日本を歩み出していることを願って。

戦争、テロ、環境汚染、極端なほどの経済格差、
そんなものがない世界は理想。だけど・・・


(以下本文から引用)
私たち日本人こそが、実は次の「デフレ縮小経済」に向けての
ソフトランディングさせる術を知っている可能性があると。
ただしそれは私たち日本人がそうした役割を担っているという
己の運命についてめざめた時だけなのである
。 そして果たして
私たちが目覚めるのか否かを、米欧のエリートたちはいよいよ
我が国へと掛け込みながら(「ジャパン・ラッシュ」)、
固唾をのんで見守り始めているのである。
(以上本文からの引用終わり)


そうなった時にはすさまじいバッシングの嵐があるでしょう。
それでも煽るだけ、分析するだけ、批判するだけでなく
この本にはその先の希望もありました。


ホント愚痴など言っている場合ではないのです。