始めて耳にする言葉に思わず微笑む 「チル&ミー」

テレビのBSフジ、月~金 夜8時からの「プライムニュース」が

好きです。

 

ここ最近はずっとウクライナ戦争みたいな内容が

続いていたので、私の理解できるキャパを超えてしまい、

何カ月も見てなかったのですが・・・

 

先日は「変化する若者の就職意識」みたいなことについて

やっていたので、面白そうで久しぶりにちゃんと見ました。

 

今、退職代行サービスなるビジネスがあるそうで、

「退職代行サービス モームリ」という会社の代表が出演

していました。

 

社名がユニークで笑ってしまいました。

今、話題になっているそうで・・・

 

辞める手続きが面倒だから代行サービスに頼むそうです。

 

若者の意識、行動を研究している原田曜平さんは

Z世代を「チル&ミー」とネーミングしています。

 

チルはマイペース、 ミーは自意識過剰という意味だそう。

 

ふむ。

 

Z世代は小さい時からスマホが当たり前の暮らしなので、

スマホリテラシーが高い人たち。

 

日常の会話も疑問もスマホに頼って、人とのコミュニケーションは

そこそこでもすんできたのでしょう。

 

でも実際、社会に出たら生身の人間と対峙していかなければなりません。

 

日々面倒な気遣いをしながら、物事が進められていきます。

 

会社を辞める時もどうしたら後先スムーズにいくようにと

自分で考え、実行していくことが大きな経験になるのでは?

 

ここでひとつ大事な経験を捨ててしまったことになります。

 

ただAI相手に仕事をしていれば、チル&ミーでもOKでしょう。

 

でも現実は人と人とのコミュニケーションで成り立っているので、

たとえ面倒で辛くても、ひとつひとつ乗り越えていくべきではないかと。

 

いい歳になってから何で自分から人が去っていってしまうのかと

気づいた時はもう手遅れです。

 

失敗とその対処を先延ばしにしていくと、後になって

取り返しのつかないことになってしまいます。

 

ここで他人のことを引き合いにだすのは気が引けるけど・・・

 

ガーシーさんがまた今朝テレビの話題になっていました。

ガーシーさんは小さい頃から「チル&ミー」で来てしまい、

失敗に対して真摯に対処をしてこなかったら、大人になった今、

ブーメランとして返ってきているのかもと想像しました。

 

どんなに時代が変わっても自分一人では生きていけないのだから、

「チル&ミー」で一生を通すのは危険です。

 

目の前に起こっていることが正しいのかそうでないのか、常に時代ごとに壮大な実験がなされています。